福井県大野市のギャラリー「COCONO アートプレイス」（大野市元町）で1月8日、「2.43　清陰高校男子バレー部」アニメ原画展が始まる。

原画を基に作られたシーンの「場面写」 ©壁井ユカコ／集英社・アニメ「2.43」製作委員会

　「2.43」は、夫が福井出身という壁井ユカコさん（東京都在住）が原作を手掛ける青春小説で、架空の「福井県立七符清陰高校」男子バレーボール部を舞台に展開する。昨年には、フジテレビ深夜アニメ枠“ノイタミナ”などでアニメ版が全国放映され、福井出身の声優・蒼井翔太さんも出演した。

　原画展は、作品を通して同市の魅力を発信するコラボ企画「大野市×『2.43　清陰高校男子バレー部』」の一環で、大野市、アニメ「2.43」製作委員会、福井テレビなどが連携して企画した。

　明治時代に建てられた古民家をリノベーションした館内に、手描き生原画、複製原画、作品の「聖地」でもある同市の冬景色など実際のアニメ映像を切り取った「場面写」など計約30点の展示を予定する。

　原画展が福井で行われるのは、昨年秋の福井県ふるさと文学館（福井市）に続き2回目。大野市の担当者によると、今回は1回目の展示内容を一部変更し、全国で初展示となる原画もお目見えするという。会場には、主要キャラクターの等身大パネル6枚を展示するコーナー、壁井さんの同名小説の紹介コーナー、グッズ販売コーナーなども設ける。

　開館時間は9時～17時。料金は、一般＝300円（常設展観覧料含む）、中学生以下無料。休館日は同館ホームページで案内する。3月27日まで。