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福井出身のジャズ音楽家が新譜 世界的作曲コンペ入賞曲のメンバーと制作

「Spatial Boundary」のアートワーク

「Spatial Boundary」のアートワーク

 福井出身のジャズベーシスト清水昭好さんが7月22日、新曲「Spatial Boundary」を配信リリースする。

演奏中の清水さん。「ISC3位は正直悔しい気持ちもあったが、2位がグラミー賞に何度もノミネートされたミュージシャンと聞き受賞の喜びを徐々に実感している」と話す

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 世界的作曲コンテスト「インターナショナル・ソングライティング・コンペティション(ISC)2025」ジャズ部門3位を受賞した清水さんが手がけた新譜。受賞曲を含むアルバム「星がうつろう」のレコーディングメンバーが再び集まり、室内楽とモダンジャズを融合させた「チェンバー・ジャズ」と称するサウンドを展開する。

 楽曲は、ベース、フルート、クラリネット、バスクラリネット、ピアノ、ドラムスのアンサンブルで構成。「永平寺を訪れて最初の門を通過した瞬間の感覚をイメージして書いた。門の外と中で明らかに違う空気の流れに圧倒された記憶から、境界線の神聖さという意味も込め『空間境界』という意味のタイトルにした」と話す。

 清水さんは1985(昭和60)年生まれで、高志高在学中にエレキベースを手にしバンド活動を始めた。ロックバンドでの活動を続けるうち即興演奏が主体のジャズに引かれ、茨城大に進んでからジャズ研究会に所属しウッドベースに転向。同大在学中から演奏活動を重ね、卒業後に上京しプロ活動を開始した。

 「小学生の時、兄が手に入れたDTMソフトに触れたのが作曲を始めたきっかけ。ラベルやドビュッシーなど木管楽器の使い方が素晴らしい作曲家が好きなことや、以前からフルートという楽器に関心があったことから、いつか自分でもフルートのアンサンブルを生かした作品を作れればと思っていた」と振り返る。

 2022年に行われた作曲コンテスト「ジョン・レノン・ソングライティング・コンペティション」でのファイナリスト賞受賞を機に、より高い評価を目指してISCへの応募を決め、同アルバムからエントリーした3曲から「One Sheep, Two Sheep...」がジャズ部門3位を受賞した。清水さんによると、ISCには世界100カ国から1万3000曲の応募があったという。

 清水さんは「東京のジャズシーンは世界レベルで通用するプレーヤーが増えている実感があり、個性的な音楽があふれていて面白い。私も、今回の編成での活動だけでなく、違った編成にも挑戦していきながら作曲と即興演奏の双方で自身の音楽を追求していきたい。いずれ、『星がうつろう』のフルメンバーで福井でのライブも開催できれば」と意気込む。

 楽曲の価格は、通常版=250円、ハイレゾ版=400円。大手楽曲配信サービスでサブスクリプション配信もする。

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