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海辺が舞台の福井オールロケ映画 県民430人参加でクランクアップ

撮影に応じる久保田さん。9月、福井県内で公開される映画「さとこはいつも」のプロデュースも手がけた

撮影に応じる久保田さん。9月、福井県内で公開される映画「さとこはいつも」のプロデュースも手がけた

 福井県内でオールロケされた映画「カナといた、夏(仮題)」が7月27日、クランクアップした。

越前おろしそばを振る舞った「福井おもてなしガールズ with 山下商店」のメンバー。久保田さんは「おいしいと聞いていた福井のそばを撮影現場で味わうことができ、スタッフも喜んでいた」と話す

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 映画「国宝」のアソシエイトプロデューサーを務めた久保田傑(すぐる)さんのプロデュースによる同作品。夏休みに父親の実家がある海辺の町を訪れた主人公・カナの成長を描くストーリーで、6月下旬から約1カ月、主な舞台となる坂井市三国町のほか、福井市やあわら市などでロケが行われた。

 久保田さんによると、「海沿いの小さな町」「高台の一軒家」「海の見える公園」など、台本に登場する場面のイメージに近い坂井市の風景がロケ地選定の決め手という。「福井県フィルムコミッションや坂井市からの画像を基に現地を訪れたところ、安島地区や米ケ脇地区など、私たち『映画屋』にとって好物とも言える風景が目に飛び込んできた」と振り返る。

 現地入りしたキャストとスタッフは多い日で約80人で、撮影には県民ボランティアのエキストラ延べ約430人が参加した。三国サンセットビーチでの4日間のロケでは多い日でエキストラ約90人が訪れ、久保田さんは「浴衣姿で集まってくれた人、子ども連れで参加してくれた家族など、地元の皆さんの協力がうれしかった」と顔をほころばせる。

 撮影期間中、地元の食事ボランティアが野菜中心の弁当、炊き込みご飯、カレーライスなどを用意した。あわら市のロケでは炊き出しボランティア「福井おもてなしガールズ with 山下商店」が、太打ち麺に削りたてのかつお節をのせた越前おろしそばを振る舞った。

 久保田さんは「福井県には映画ロケ地になれる可能性がまだまだある。選定に当たっては景色だけでなく交通の利便性も考慮する必要があり、新幹線を降りてすぐのホテルに滞在できた今回の撮影ではキャストの送迎など負担が軽減できた。フィルムコミッションや自治体の人たちも制作チームの一員と言えるほど協力的で、業界の仲間にも自信を持って紹介できると感じた」と話す。

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