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福井出身の恐竜研究者・小林快次さんが新著 「『好き』を貫く面白さ」伝える

同書の表紙。漫画「テルマエ・ロマエ」作者のヤマザキマリさんが推薦文を寄せた

同書の表紙。漫画「テルマエ・ロマエ」作者のヤマザキマリさんが推薦文を寄せた

 福井市出身の古生物学者・小林快次さんの著書「恐竜とぼく-好きが未来になる瞬間」が6月17日、創元社(大阪市中央区)から出版された。

ウズベキスタンでの調査風景

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 フクイサウルス、カムイサウルス、ヤマトサウルスなど恐竜の新種命名に携わり、現在、北海道大学総合博物館教授も務める小林さんが手がけた自伝的エッセー本。NHKラジオ「子ども科学電話相談」の回答者で、「ダイナソー小林」のニックネームでも親しまれる小林さんが世界的恐竜研究者として活動するに至った足跡をまとめた。

 「高校時代」「流されて、横浜、そしてアメリカへ」「恐竜とともに歩む未来、福井から世界へ」など、全13章の原稿を10日ほどで書き上げたという。第1章「仏像から恐竜へ」では、1971(昭和46)年生まれの小林さんが小学生時代に仏像鑑賞を好んでいたことを明かし、中学校の理科クラブで出合った化石採集をきっかけに自然や地層の魅力にのめり込んでいく姿を記した。

 世界中を巡るフィールドワーク(発掘調査)の舞台裏も記録写真と共に詳しくつづった。過酷な自然環境下での調査エピソード、行動を共にする仲間との国籍を超えた絆など、研究現場の人間模様をユーモアを交えながら展開する。

 「この本は、恐竜についての本でありながら、恐竜だけの本ではない」という前書きから始まる同書。小林さんは「私は生粋の福井っ子。福井で育ち、恐竜や自然に夢中になったことで人生が大きく変わった。研究の舞台裏はもちろん、世界で出会った人々や数々の発見、失敗や挫折、そして『好き』を貫くことで見えてきた人生の面白さを詰め込んだ本なので、福井の皆さんに『読まなきゃ損だ』と思ってもらえたらうれしい」と話す。

 四六判、340ページ。価格は1,980円。

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