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あわら市オールロケの短編、撮影完了 地元映画祭の「常連監督」がメガホン

(左から)井手上さん、齋藤さん、小池さん、松咲さん

(左から)井手上さん、齋藤さん、小池さん、松咲さん

 あわら市内でオールロケされた自主映画「ゆらめく(仮題)」が5月7日、クランクアップした。

あわら市内にある老舗での撮影風景

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 長野県出身の映画監督・小池匠さんがメガホンを取ったオリジナル脚本の短編作品。幼なじみの男女3人が25歳の年に久しぶりに再会したことを機に、母校の小学校を訪ねてタイムカプセルを掘り起こしたり、自分たちだけの卒業式をやり直したりしながら未来への一歩を踏み出していく姿を描く。

 幼なじみ役を演じるのは、齋藤礼さん、松咲里穂さん、井手上桜子さんで、小池さんとの共同プロデュースで映画化にこぎ着けた。撮影に当たり、福井県内在住の5人も出演者として加わった。

 小池さんが同市での撮影に挑んだのは、2015(平成27)年に始まった「あわら湯けむり映画祭」がきっかけ。小池さんは第3回からほぼ毎回出品しているという常連組で、第8回田中光敏監督賞受賞作「消しかすの花」、第10回福井鋲螺(びょうら)賞受賞作「ふたりよがり」など、過去に計5作品が入賞している。

 小池さんは「映画祭であわら市を訪れるたび、地元の人たちとの縁が深まっていった。作品はロケ地がどこであっても成立するストーリーだが、今年3月の映画祭イベントに参加したことを機にあわらでの撮影につながった。関係者の皆さんも温かく応援してくれた」と話す。

 小池さんによると、幼なじみ役の3人と共に映画を作る構想がかねてあったという。小池さんと共にイベントに参加した井手上さんは「監督と一緒にロケハンを行ったところ、すてきな候補地がたくさん見つかった。活動の拠点から離れている場所ではあるが、遠くても来たいと思わせる魅力があった」と振り返る。

 撮影は3日間行われ、同映画祭実行委員はロケハン同行、ロケ地手配、申請書の手続き、炊き出しなどでスタッフや出演者を支援した。

 実行委員長で、旅館経営に携わる前田健吾さんは「温かみある作品を送り出す小池さんの作風にあわら市はぴったりで、撮影の相談を受け宿泊面でのサポートを買って出た。映画祭のメインテーマ『想(おも)いよ届け』のごとく、小池組の皆さんの思いが多くの人に広く届けば」とエールを送る。

 6月末の完成を見込み、国内外の映画祭への出品や、ネット配信などを予定する。

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