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福井・大野の酒蔵、頒布会で新たな取り組み 地元ワイナリーとコラボで

商品を手にする南部さん(左)と、店長の阿古浩昭さん(右)

商品を手にする南部さん(左)と、店長の阿古浩昭さん(右)

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 福井県大野市の南部酒造場(元町)が3月、地元ワイナリーとのコラボで毎月、日本酒とワイン1本ずつを届けるサービスを始める。

同市の阪谷地区。白山ユネスコエコパーク内に位置し、白山やまぶどうワイン所有の農園や、「花垣」原料米を栽培する棚田などがある

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 地酒「花垣」を醸造する同社と、ヤマブドウの自家農園を持つ「白山やまぶどうワイン(白山ワイナリー)」(落合)の共同企画。大野の風土に根差した酒を組み合わせたことに由来し、ブドウ生育地の自然環境要因を指すフランス語を借りて「大野テロワール」を銘打つ。南部酒造場がワインの卸売りを行っていることや、社長の南部隆保さんが白山ワイナリーの初代醸造長を務めたことなどから実現した。

 日本酒とワイン各1本のセットは、現在会員を募集している頒布会を通じて届ける。用意するコースは、甘みのある酒で構成する春の「スイートコース」(3月~5月)、辛口の酒で構成する夏の「ドライコース」(6月~8月)の2コース。各コース150セット限定。展開に当たっては月ごとにテーマを設定し、テーマに沿った日本酒とワインを南部さんが選定する。

 2コースを合わせた「春・夏6カ月コース」を申し込んだ会員には特典として、未発売の試験醸造酒2種を用意。福井発祥の酒米「さかほまれ」を使った「さかほまれ 純米吟醸 白麹(こうじ)」、白山やまぶどうワインが初めて取り組むというシャインマスカットのスパークリングワインを進呈する。

 南部さんは「お客さまの反応も良く、ワインと日本酒の産地という視点で大野を知ってもらえている。ヤマブドウ由来のワインは酸味に特徴があり、焼き肉、バター、チーズなど油脂系の食べ物とのマリアージュを楽しんでもらえれば」と薦める。

 料金は、スイートコース=1万2,100円、ドライコース=1万9,400円。春・夏6カ月コース=3万1,500円。申し込みの締め切りは3月3日。

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