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福井・鯖江の企業が福井県産コシヒカリ使ったラーメン販売 コメ消費拡大図る

「コシヒカリ麺」のパッケージ

「コシヒカリ麺」のパッケージ

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 ECサイト運営支援事業などを手がける「ウォンツ」(鯖江市石田下町)が4月、「スーパー麺 福井県産 コシヒカリ麺」の販売を始めた。

福井・鯖江の企業が福井県産コシヒカリ使ったラーメン販売

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 福井発祥のコメである「コシヒカリ」の玄米を使った、グルテンフリーをうたうしょう油ラーメン。同社の山口雅朗さんによると、蒸した大豆に麹を加えて作った「みそ玉」を1年間以上発酵させて作る「たまりしょう油」をスープに使い、化学調味料、保存料、着色料などを使わずに仕上げたという。

 麺のゆで時間は1分。麺には北海道産ばれいしょを練り込む。「うま味と粘り気のある食感が特長のコシヒカリとの組み合わせで、生パスタのようなツルツル感とモチモチした食感を実現した」と山口さん。

 公益社団法人「米穀安定供給確保支援機構」(東京都中央区)によると、福井県の2021年産コシヒカリの作付面積はうるち米全体の約5割。全国的に見ると、コシヒカリの作付割合は前年に比べ減少しているという。

 山口さんは「福井県産コシヒカリの消費拡大に貢献しようと考え、コメ由来の麺の特許製法を持つ企業と共同で商品を開発した。今後、県内の道の駅、宿泊施設、観光スポットなど販路を広げていきたい」と話す。

 価格は、1袋2食入り=1,080円。同社通販サイト、道の駅西山公園(桜町3)で販売する。

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