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福井県眼鏡協会が「めがね作文」募集 今秋開催「めがねフェス」の一環で

昨年のフェスで初上映され、来場者の涙を誘った短編映画「めがねと広い世界」のワンシーン

昨年のフェスで初上映され、来場者の涙を誘った短編映画「めがねと広い世界」のワンシーン

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 福井県眼鏡協会(鯖江市新横江2)が4月14日、「めがねよ、ありがとう作文(めがね作文)」の募集を始めた。

めがねミュージアムなどで入手できる作文用紙。用紙1枚にまとめて応募する

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 9月30日・10月1日、めがねミュージアム(同)など市内の会場で行う「めがねフェス2023」の一環として同協会が企画し、今回が6回目。眼鏡にまつわる家族や友人のエピソード、供養する眼鏡への感謝の言葉などを募集するコンテストで、例年、県外からも作品が寄せられる。

 未発表のオリジナルであることなどが条件で、同ミュージアム、同協会ショールーム「GLASS GALLERY(グラスギャラリー) 291」(東京都港区)、ウェブサイトなどで配布する専用原稿用紙1枚にまとめる。

 作品は同協会職員らでつくる実行委員会スタッフが審査し、最優秀賞・優秀賞=各1作品、入賞=3作品を決め、賞状のほか、副賞として両店で眼鏡などの購入に充てられる金券などを進呈する。

 読者のオンライン投票に基づく読者大賞(1作品)、福井県内の書店の店主らが審査する「めがねのまちの本屋賞」(5作品)も設ける。「本屋賞」に参加するのは、AKUSHU BOOK & BASE、わおん書房(以上、福井市)、富士書店(鯖江市)、HOSHIDO(大野市)、小豆書房(池田町)の計5店。

 近年、文芸分野以外のクリエーターらも注目する同コンテスト。昨年は、第4回最優秀賞作を基に東京芸術大の学生らが製作した短編映画「めがねと広い世界」が、第6回「渋谷TANPEN映画祭CLIMAXat佐世保」学生部門 First Select 21に選出された。同協会によると、今年も映像化の動きが進んでいるという。

 同フェスは2014(平成26)年に始まり、新型コロナによるオンライン開催を挟んで今回が通算10回目。コンテスト入賞作発表のほか、ステージイベント、ワークショップ、グルメブース出店、グッズ販売などを予定する。現在、過去のめがね作文入賞作、「めがねと広い世界」の動画などをウェブサイトで公開している。

 募集は8月10日締め切り。

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