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福井・坂井の酒蔵が新商品 ご当地ヒーローとコラボの「はっぴー酒」

商品を手にする、はっぴーすマン(左)、久保田さん(右)

商品を手にする、はっぴーすマン(左)、久保田さん(右)

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 坂井市の「久保田酒造」(丸岡町山久保)が4月9日、新商品「はっぴー酒(しゅ)」の販売を始めた。

県外在住のイラストレーターが手がけたラベル。はっぴーすマンの頭部をユズの実に見立てた

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 福井のご当地ヒーロー「はっぴーすマン」とコラボレーションした日本酒仕込みの果実酒。若狭町産の福井梅「紅映(べにさし)」を使った梅酒と、坂井地区で収穫したユズを漬け込んだゆず酒をブレンドした商品で、約4カ月かけて販売にこぎ着けた。

 はっぴーすマンは2015(平成27)年から坂井市を中心に活動するご当地ヒーローで、学校での「愛さつ(あいさつ)運動」、海岸などでのごみ拾いなどのボランティア活動を展開する。活動の一環として昨年2月、同社の酒蔵見学に訪れたことが商品開発のきっかけという。

 「地元の日本酒を市外の人たちに広く知ってもらえればと蔵などを撮影し、自身のユーチューブチャンネルに動画をアップした。申し込みの時は普段の活動のことは特に言わず、一人の見学者として訪問した」と振り返る。

 営業担当の久保田明秀さんは、黄色のスーツをまとった見学者に面食らいながらも、ヒーローの来訪を機に地域貢献の在り方を考えた。「はっぴーすマンのことは以前から耳にしていて、地元企業として継続的に活動を支援できればと思っていた」。導き出した答えが、売上金の一部を活動費用に充てるコラボ商品の開発だった。

 同社初のコラボ商品で、アルコール分は12%。梅酒とゆず酒のブレンドも初の試みで、試飲を繰り返して味のバランスを探った。久保田さんによると、日本酒仕込みの果実酒は酒に由来する糖分を生かすことができ、ホワイトリカーなどを使う果実酒に比べ砂糖の投入量が少なくて済むのが特徴という。

 「砂糖を入れることで生じる濁りも少なく、透明感ある商品に仕上がった。ユズの香りやほのかな苦みも特徴で、普段酒をあまり飲まない人たちが酒のおいしさを知るきっかけになれば。お薦めはオン・ザ・ロックで、かき氷シロップ代わりにして『大人のかき氷』を楽しんでも」と話す。

 はっぴーすマンは「ハッピー、ピース、スマイル、助け愛(あい)」を掲げ、今夏、活動8年を記念するCDアルバムのリリースも予定する。「福井県嶺北・嶺南各エリアの農産物に由来する、助け愛を形にした商品に仕上がった。何かと暗い話題のある昨今だが、大人の楽しみともいえる酒の存在を通じて、将来へのワクワク感も子どもたちに伝えていけたら」と声を弾ませる。

 500ミリリットル入りで、価格は1,800円。同社店頭とネットショップで販売する。6月ごろから、県内酒販店での販売も予定する。

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