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福井の中高生劇団「プラム」初公演へ 「天才の国の子ども」10代の感性で表現

来場を呼びかける「プラム」のメンバー

来場を呼びかける「プラム」のメンバー

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 福井の中高生でつくる劇団「プラム」の旗揚げ公演が3月19日、新郷小学校(あわら市中浜)で行われる。

通し稽古中の一こま。1週間後の本番に向け、熱を込めて稽古に励む

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 NPO法人「福井県子どもNPOセンター」(福井市木田町)が、演劇活動「表現ひろば」事業の一環として企画。「子どもたちが主体的に取り組む劇団づくり」を掲げ、福井県内在住の中学生~18歳を対象にSNSやウェブサイトなどを通じてメンバーを募り、1期生として中学1年生~高校2年生の生徒が集まった。

 演目は「折田」さん作の「天才の国」。天才が病気として扱われる架空の国を舞台に、ある出来事を機に病院に送られた子どもと治療中の子どもたちとの間で展開する屈託ない交流や心の機微を描く。稽古は昨年7月に始まり、福井の劇団「さよならキャンプ」を招いたワークショップを行うなどしてメンバー各自が演技力を高めた。

 劇団名、配役、台本、会場案、フライヤー配布先などメンバー同士でアイデアを出し合った。高校受験の勉強と並行して活動したという北岡瀧さんは「受験生であることを忘れるくらいのめり込むことができ、受験勉強中の心の支えになった。自分たちで演劇を作り上げているという手応えを得られた」と笑顔を見せる。

 プラムの持つみずみずしさや、熟することで甘みを増すイメージなどを劇団名に重ねた。同センター理事長の谷内由美子さんは劇団名のように成長を見せるメンバーの姿に感心し、「初顔合わせの頃に比べメンバー同士の心の距離がぐっと近くなった。納得のいく舞台にしたいという意識も高まり、自ら決めた道に進み続ける強さを子どもたちを通して見せてもらっている」と目を細める。

 会場の新郷小学校は2017年4月から休校中の施設。北岡さんと同学年という中谷悠人さんは「初めて会場を見たとき、ファンタジー要素のある作品の空気感を表す場としてぴったりだと感じた」と振り返り、「感情の浮き沈みの激しいストーリーだが、今の社会とリンクしている面も少なからずある。これまでの稽古の成果をステージで見せられたら」と意気込む。

 17時開演。入場無料。定員は100人程度。ウェブサイトで予約を受け付ける。

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