アウトドア商品企画などを手がける「ラプラス　エウレカ　アソシエーション」（福井市問屋町1）が10月21日、アウトドアブランド「MeCLE（ミクル）」第1弾商品の販売を始めた。

「ツールーム」の設営イメージ。3商品とも、リラックスイエロー、リラックスグリーンの2色で展開する

　「自然の中に自分の空間（パーソナルスペース）を」というコンセプトの下、ファッショナブルでくつろげる空間づくりにつながるアイテム群を展開するという同ブランド。キャンプやレジャーに自分らしさを求める生活者に向け、テント「Mecroom Air（ミクルームエア）」などのアイテム群をラインアップする。

　「Mecroom Air」は、フレーム部にエアチューブを採用したテントで、1～2人用の「ソロ」（3万5,980円）、3～5人用の「ロッジ」（15万9,800円）、4～6人用の「ツールーム」（17万9,800円）の3タイプを用意。アルミフレームなどを使った一般的なテントと異なり、付属の専用ポンプで空気を入れる構造を採用することにより、子どもの手でも設営できるようにした。

　同社の夏目勇基さんによると、「女性によるグループキャンプやソロキャンプは増加傾向にあり、あるキャンプ女子向けマガジンのインスタフォロワー数はこの3年ほどで2万人から6万人に急増した」という。一方で、市場に流通するアウトドア用品がアースカラー中心であることから、同社は淡い緑色や黄色をブランドカラーに掲げ、女性向け市場へ「全振り」したアイテムを企画した。

　応援購入サイト「Makuake」で早期割引での先行販売を行い、マット、チェア、テーブルなどをセットにした「ソロキャンプセット」「ロッジキャンプセット」などもそろえる。10月22日・23日、前坂キャンプ場（大野市朝日前坂）で開かれる「こどもアウトドアフェスタ2022」ではテント張り体験などの展示を行う。

　夏目さんは「設営時間の大幅な短縮や、設営にかかる手間の軽減につながるアウトドアアイテム。サッと設営できた分でくつろぎの時間をしっかり確保し、自分らしい時間をゆったり楽しんでもらえれば」と呼びかける。