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福井・勝山のホテルに「恐竜ルーム」 学術的要素備え、「体験」キーワードに

「恐竜ラボ(研究室)ルーム」の内部

「恐竜ラボ(研究室)ルーム」の内部

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 福井県勝山市の「ホテルハーヴェスト スキージャム勝山」が12月11日、新客室「恐竜ラボ(研究室)ルーム」の営業を始める。

客室扉。チェックイン時、宿泊客にネームプレートを直筆で記入してもらい「自分だけの研究室」のムードを演出するという

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 同ホテルを運営する東急リゾーツ&ステイ(東京都渋谷区)が、くつろぎの空間に学術的要素を兼ね備えた「体験する恐竜ルーム」をキーワードに、館内3階の4室を改装。2024年春を予定する北陸新幹線福井・敦賀開業、2026年春を予定する中部縦貫道の全線開通などを見据え、福井県や勝山市の協力を得てリニューアルを行った。

 客室は和洋室タイプで、広さは各室とも約40平方メートル。定員は5人で、ベッド2台と、3人分の布団を敷くことができる6畳の畳スペースを設ける。屋外発掘現場に設けられた研究室をイメージしたデザインで、アースカラーを軸とする色使いでまとめた。

 壁面にも工夫を凝らす。恐竜骨格の模型、福井県立恐竜博物館発行の書籍などを並べる棚を設け、対面にはフクイティタン・ニッポネンシス(骨格全長約10メートル)、フクイサウルス・テトリエンシス(同4.7メートル)など、福井ゆかりの恐竜5体のシルエットを多層的に配置した。

 幼児~小学校低学年の児童の着用を想定した白衣の貸し出し、恐竜の科学学習キット進呈などの特典も設ける。同社の藤田憲治宿泊グループ支配人は「恐竜博物館訪問の際の宿泊先として利用する家族連れも多い。博物館で得た学術的な刺激を思い出しながらくつろいでもらえれば」と話す。

 同ホテルは、「西日本最大級」をうたうスキー場「スキージャム勝山」に隣接。4カ所のレストラン、露天風呂付き温泉大浴場、ガラス張りの屋内プールなどを設け、夏季のアクティビティーも楽しめるオールシーズン対応型リゾートホテルとして展開する。宿泊予約は2カ月前から受け付ける。

 恐竜ルームプランの料金は、大人=2万100円~3万4,600円(1泊2日食事付き)、子ども=1万7,200円~2万9,700円(同)。

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