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脱プラのテークアウト包装材「OKAMOCHI」 福井・敦賀の食イベントで導入へ

同プロジェクトの野坂昌之実行委員長。「プラスチックフリーの運営をさらに進化させる企画も進めている最中」と言う

同プロジェクトの野坂昌之実行委員長。「プラスチックフリーの運営をさらに進化させる企画も進めている最中」と言う

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 敦賀きらめきみなと館(敦賀市桜町)で11月13日・14日に行われる食のイベント「2021 福丼県フェス in 敦賀」で、エコホルダーバッグ「『OKAMOCHI』カップホルダー」が初導入される。

イラスト部門大賞作「オカモチジマ」をあしらった同商品

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 日本財団(東京都港区)が進める海洋ごみ対策事業「海と日本プロジェクト・CHANGE FOR THE BLUE」の一環として、福井県内の飲食店などでつくる「福丼県プロジェクト」実行委員会が企画。テークアウトなどに用いられる使い捨て食器由来の海洋プラスチック削減を目指し、イベントに向けて準備を進めてきた。

 同委員会は製作に当たり、福井県内在住の児童・生徒・学生からイラストやデザインを募集。小中学生対象のイラスト部門に490点、高校生と学生を対象にしたデザイン部門に171点が寄せられた。5月、1次審査通過者各部門5人による決勝ラウンドを行い、プレゼンテーションを経て大賞を決めた。

 ホルダーバッグは紙製で、土に埋めることで自然分解されるプラスチックスマート対応製品を用いた「福丼カップごはん」を最大3個、プラスチックフリーのスプーンやフォークなどと共に持ち運べる仕様。デザインは2種類。各部門の大賞作「オカモチジマ」「『井』と『丼』(いとどん)」をあしらい、内側には作者によるコメントも盛り込んだ。

 福丼県プロジェクトは2014(平成26)年、ソースカツ丼、海鮮丼、しょうゆカツ丼など福井の「ご当地丼」にちなんで始まり、プラスチックフリーでの丼物イベントなどを展開する。今回のイベントでは、プロジェクトが手掛ける「福丼本」掲載店から8店舗が出店するほか、初登場の「敦賀真鯛(まだい)ソースカツ丼」、敦賀ふぐのふぐ汁などを限定販売する。

 営業時間は10時~16時。入場無料。

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