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仁愛大が福井版SDGsアワード募集 「質の高い教育」の地元展開も視野に

前回の受賞者

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 仁愛大(越前市大手町3)が現在、「福井 SDGs AWARDS 2021」のエントリーを受け付けている。

前回の最終審査会の様子。同大学、審査員、最終審査ノミネート団体を結ぶオンライン形式で行われた

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 同大人間学部コミュニケーション学科3・4年生有志でつくる実行委員会が企画し、今回が2回目。福井県が行う「ふくいSDGsパートナー活動応援事業」採択事業の一つで、持続可能な開発目標(SDGs)の達成に向けて優れた取り組みを行う団体や個人を表彰する。

 応募は、公式ホームページからエントリーシートをダウンロードした上で、メールまたは郵送で行う。応募資格はSDGs達成に向け優れた取り組みを行う団体・個人で、「福井に活動拠点がある」「福井で活動を行っている」「県外から福井に寄与する活動を行っている」のいずれかを満たすことが条件。活動内容が異なれば同一団体の複数応募も受け付け、応募者の年齢や性別は問わない。

 前回のエントリーは179件で、10組が最優秀賞や協賛団体・企業による賞などを受賞した。同学科の安彦智史准教授は「SDGsというと遠くの話に聞こえるかもしれないが、SDGsが掲げる17の項目は現代の企業活動・個人活動と何かしら接点がある。SDGsの勉強も兼ねて、自身の取り組みを第三者が評価するアワードに気軽に応募してもらえれば」と呼び掛ける。

 同学科は2018年、学長裁量経費による活動として「コミュニケーション学科型SDGsの開発~地域連携教育の実践と体系化~」を開始。SDGs17項目のうち、「質の高い教育をみんなに」「ジェンダー平等を実現しよう」「パートナーシップで目標を達成しよう」などの目標達成を掲げる。安彦准教授は「地域に貢献できる人材を育てる」という同大のミッションに基づき、アワード受賞事例を教材化して福井の中高生向けに展開するプランも描く。

 12月末に書類審査通過者を発表する。最終審査会は来年1月30日、福井駅西のハピリンホール(福井市中央1)で行い、最優秀賞(賞金10万円)、優秀賞(同5万円)、協賛賞(同3万円または特産品)、高校生以下でつくる団体または個人の中から選出する学生最優秀賞(同5万円)を設ける。最終審査会はオンライン配信も予定する。

 応募締め切りは12月8日。

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