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福井の「交通安全家族」全キャラ展示 フランスから「緊急帰国」の家族も

イベントに合わせ「緊急帰国」するリフレクション光子(左)。衣装デザインは、反射材普及促進モデル校である啓新高(文京4)ファッションデザイン科の生徒が手掛けた

イベントに合わせ「緊急帰国」するリフレクション光子(左)。衣装デザインは、反射材普及促進モデル校である啓新高(文京4)ファッションデザイン科の生徒が手掛けた

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 夜間歩行時の反射材着用を呼び掛ける「光ってこそ、人生。~我が家も交通安全家族!~」が9月20日、ヤスサキワイホーム新保店(福井市新保北1)で行われる。

「交一との出会いは横断歩道」(安子)、「家族と話し合い、運転免許を返納」(全次郎)など細かなキャラクター設定が盛り込まれている

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 福井県県民安全課が反射材ウエア着用のマネキンを使って展開する交通安全キャンペーン「交通安全家族!」の一環。昨年から県内各地で反射材着用を呼び掛けてきた家族が集合するという設定で、交一(夫)、安子(妻)、通(子)、交一の父・全次郎など一家のマネキン約20体を展示する。

 パリ在住のファッションデザイナーという設定の全次郎の妻・リフレクション光子も「緊急帰国」して家族と再会する。会場では、反射素材製造販売「丸仁」(花堂中2)が手掛ける反射材アパレル商品の販売コーナー、夕暮れ時や夜間の反射材の効果が分かるパネル展示なども設ける。

 福井県は9月の高齢者交通安全推進月間に合わせて現在、県内のコンビニ各店舗・移動販売店舗などで「交通安全家族!」をあしらった反射材計3万8000枚を配布する取り組みも行っている。

 同課の担当者は「『交通安全家族!』は従来の反射材啓発活動とは異なる手法で他県からの問い合わせも多い。感染防止の観点から大がかりなイベントができない状況だが、斬新な設定のおばあちゃん(=リフレクション光子)など、県が力を入れている事故防止の取り組みを知ってもらうきっかけになれば」と話す。

 展示時間は10時~16時。

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