「金津創作の森」（あわら市宮谷、TEL 0776-73-7800）で7月18日から、展覧会「清川あさみ －美採集－」が開かれる。

　清川さんは1979（昭和54）年兵庫県生まれ。糸や布を素材とした作品や写真に刺しゅうを施すなどの作風で知られ、AKB48や綾瀬はるかさん、杏さんらを題材にした代表作「美女採集」シリーズでは、衣装・ディレクション・アートワークを手掛ける。広告、映像、空間デザインなど多岐に活動するほか、東京、大阪、ニューヨークなどでの個展・グループ展歴も持つ。

　会場では同シリーズのほか、1990年代のストリートスナップ写真を題材にした「TOKYO モンスター」シリーズ、新作絵本「狼王ロボ」原画、光を使った新作など約160点を展示。同館周辺の森の自然を採集するというコンセプトの下、清川さんにとって初めてという野外インスタレーションも展示する。

　同展企画担当の伊藤嘉子さんは「2010年に当館で開いた『武田双雲展』で武田さんと清川さんのコラボ作品を知ったのがきっかけ。その後『美女採集』シリーズなどが職員の間で話題になり、いつか企画展ができればと盛り上がった」と話す。打ち合わせの様子を振り返り、「好奇心旺盛な作家さんで、次から次へとアイデアを思い付く姿が印象的だった」とも。

　7月18日は14時から、写真集「美女採集」にも登場する夏木マリさんと清川さんとのトークショーを開く。関連イベントとして8月9日14時から、福井出身の電子オルガン奏者、竹原昌ゆきさんと松井莉紗さんによる「～2 Electone's Fantastic Art～」も予定する。

　開館時間は10時～17時（土曜は10時～18時）。月曜休館（祝日の場合開館、翌日休館）。観覧料は、一般＝800円、大学生＝500円、高校生以下＝無料。9月27日まで。