福井の地酒「花垣」ロゴ入りTシャツ、2015年版の予約始まる

昨年版のTシャツを身に着け、同商品のデザイン画を披露する田中さん

昨年版のTシャツを身に着け、同商品のデザイン画を披露する田中さん

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 福井県大野市にある南部酒造場(大野市元町、TEL 0779-65-8900)が5月26日、「花垣オリジナルTシャツ2015」の予約受付を始めた。

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 同社は1901(明治34)年開業の日本酒の蔵元で、Tシャツ販売は昨年に次ぎ2年目。代表銘柄「花垣」のロゴ、花吹雪、同市在住の現代書家が揮毫(きごう)した同社の屋号「茶の木屋」の花押(かおう)などをTシャツにあしらう。生地の色はアップルグリーン。サイズは、160・S・M・L・XL・XXLの6サイズ。販売は予約数のみの完全限定生産品。

 10年前に作った社内用ポロシャツが企画のきっかけという。総務部の田中奈美さんは「仕事柄、汗をかく社員が多く、半袖ユニホームの要望が出ていた。作業着とはいえ蔵元としての品格も必要と、藍染めに着想を得た紺色のポロシャツを作ったのが始まり」と話す。その後、おちょこや前掛けなど小売り向けロゴ入りグッズを手掛ける中で社内外の声が高まり、「スポーツチームのユニホームをイメージした」Tシャツ販売に踏み切った。

 田中さんによると、今年は着やすさに主眼を置き昨年より薄手の生地を選んだという。「作業着の観点から6.2オンスという厚手の生地を選んだ所、『夏場に着るには暑いのでは』との意見があり、ポピュラーな5.6オンスの生地に切り替えた。生地の変更に伴い、昨年より約500円安く販売できるようになった」とも。

 昨年は、生産した約80枚のうち予約分約50枚を一般向けに販売した。「昨年はチャコールグレー、今年はアップルグリーンと、ロゴや花吹雪が映える生地を選んだ。来年以降も生地の色を変えながら、その年しか買えないTシャツの販売を続けたい」と田中さん。「普段使いの1枚として街なかでどんどん着てもらえれば」と話し、「着る日本酒」の広がりに期待を寄せる。

 1枚2,000円。同社ホームページで、5月31日まで予約を受け付けている。

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