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「ほくりくアイドル部」がニューアルバム 福井出身の2人、笑顔で制作振り返る

同アルバムのジャケット。芝政ワールド(坂井市三国町)で撮影した

同アルバムのジャケット。芝政ワールド(坂井市三国町)で撮影した

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 福井県など北陸三県で活動を展開するグループ「ほくりくアイドル部」が11月9日、ニューアルバム「2nd Season(セカンド・シーズン)」の販売を始めた。

2022年4月、金沢歌劇座で行われた「5周年感謝祭」の一こま。メンバー最後列左から3番目が林さん、同5番目が羽生田さん

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 2016(平成28)年にデビューした同グループ2枚目のフルアルバム。エナジードリンクブランドとタイアップした「パピプペポジティブ」など既発表曲、新曲「太陽の-WA-CHA-CHA-DAY」、「木綿のハンカチーフ」(太田裕美さん)や、「TOMORROW」(岡本真夜さん)のカバーなど計16曲で構成する。

 福井からは、第6期メンバーの羽生田結月さん(福井市在住)、林風奈さん(敦賀市在住)の2人が、「かがやきストーリー」「タイムマシンにドキドキをあずけて」の2曲にボーカルで参加した。

 2人にとってレコーディングは初めての経験。ライブのMCで「福井が生んだアニマルガール」と自己紹介する動物好きの羽生田さんは「1人ずつマイク前に立ってのレコーディングで、先輩たちのアドバイスを基に歌い方を変えながら挑戦した。メンバーの声が重なった完成音源から自分の声を探し出せて、うれしさが込み上げた」と話す。

 ジャケット写真や、「太陽の-WA-CHA-CHA-DAY」ミュージックビデオの撮影を芝政ワールド(坂井市三国町)で行った。ショートカットの髪型がチャームポイントという林さんは「雨天での撮影でメンバーは髪型が崩れないよう『前髪死守』の気持ちで臨んだが、私はショートカットのおかげで慌てずに撮影を楽しめた」と笑顔を見せる。

 2人は現在、同グループをマネジメントする「アンサー・エンタテインメント」金沢事業所(金沢市)が展開する福井校で週1回、ダンスやボーカルなどのレッスンを重ねる。共に今年3月にステージデビューし、4月には金沢歌劇座(同)で行われた同グループ5周年記念祭の舞台に立った。

 デビュー間もなく経験した大舞台を、羽生田さんは「客席の奥までお客さんがいたことや、私の誕生月に行われたことに感動した」、林さんは「アンコールの時、客席で揺れていたペンライトの美しさが忘れられない。(ライブ後に行われるファン投票の)『かがやき投票』に名前があったのもうれしかった」とそれぞれ振り返る。

 コンセプトに「北陸を“音楽”で元気に!」を掲げる同グループは、2024年春予定の北陸新幹線福井・敦賀開業を福井での知名度向上の好機と捉える。アルバムには、「かがやきストーリー」、選抜ユニット「かがやき」が歌う「W7 ~描いた夢のせて~」など、北陸新幹線をモチーフにした楽曲も盛り込んだ。

 林さんは「ツイッターで敦賀の観光情報の投稿も始めた。新幹線延伸の時には地元のホールで定期公演を実現できれば」、羽生田さんは「激しいパフォーマンスに耐えられるよう体力を付けたい。福井校のメンバーももっと増やせれば」とそれぞれ目標を掲げ、福井のエンターテインメント界の盛り上げに一役買う意気込みをのぞかせる。

 価格は3,300円。北陸三県の一部のファミリーマート、TSUTAYA RECORDS各店などで販売する。

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