見る・遊ぶ 暮らす・働く

坂井のコミセンで定期ライブ 元そば店の女将ら企画、7月下旬拡大版開催へ

ポスターを手にする伊東さん

ポスターを手にする伊東さん

 坂井市の東十郷コミュニティーセンターで現在、音楽イベント「ウィンウィン郷ライブ」が定期開催されている。

「ウィンウィン郷ライブ」の様子

[広告]

 運営に取り組むのは坂井市在住の伊東英子さんや音楽講師ら有志で、毎月第1・第3水曜の午後、同センター入り口ホールをライブ会場として開放している。同館でボランティアカフェを設ける伊東さんの発案で、音楽ファンを含めた利用者同士の交流の場となっている。

 伊東さんは30代の時に夫婦でガス販売店を起業し、夫の晴雄さんを支える傍らフリーランスで呉服業に携わり、着付けの技術を身に付けた。50代に入り、晴雄さんが開いたそば店の女将(おかみ)として店に立ち、能登産のコーヒーをメニューに加えるなど飲食店の運営ノウハウを習得していった。

 そば店経営が順調に進む一方で晴雄さんの持病が悪化したことで、伊東さんの生活は夫の介護が中心となった。店を閉じ看病を続けたものの、晴雄さんに人工透析の必要性が生じたことなどから、伊東さんは将来への不安を抱くとともに自分の居場所がなくなるような心境に至ったという。

 「夫を見送って気付いたのは、シニア世代にもつらいことが多くあるということだった。『生きづらさを感じている時、温かいコーヒーと共に自分を黙って受け入れてくれる場所があったら』という思いが、ボランティアカフェを始めたきっかけ。小さな一歩だったが、カフェと共にある音楽を通して多くの人が集まってくれるようになった」

 7月25日には、同センター大ホールで「ウィンウィン郷スペシャル」と銘打ったイベントを開催する。夏祭りをイメージした「拡大版」の内容で、フルート、三味線、ウクレレ、リコーダー、オカリナ、ハーモニカ、ピアノなどの演奏を予定する。ゲストとして、みさわクリニック(福井市)院長の三澤利博さんが登壇し、「命の響き・生きる力」をテーマにしたトークと弾き語りを行う。

 伊東さんは「上手に演奏することよりも、誰かと笑い合ったり自分らしくいられたりすることに重きを置いたイベント。音楽と心のセッションをみんなで分かち合うことを目指していて、初めての人も聴くだけという人も歓迎で、一緒に口ずさむだけで仲間になれる空間」と来場を呼びかける。

 13時開演。入場無料。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
ALL