福井県とエステー(東京都)が共同開発した地域限定商品の販売が5月下旬、県内などで始まる。
同社が販売するのは、芳香剤「恐竜時代のかおり リードディフューザー」。福井県と共同開発したオリジナルフレグランスを採用した商品で、福井など北陸3県の土産店、観光宿泊施設、スーパー、ドラッグストア、ホームセンター、バラエティーショップなどで順次販売する。
香りは、「Dinosaur Earth(ダイナソーアース)」「Forest World(フォレストワールド)」「Thrilling Sky(スリリングスカイ)」の3種類。同社が地域限定の香り製品を展開するのは初めてで、福井旅行の思い出を日常の中でも楽しめる土産品として企画したという。
「Dinosaur Earth」は、針葉樹やイチョウなどから着想した香りと、恐竜から着想した野性味ある香りを重ねた。「Forest World」はシダ植物から着想した香り、「Thrilling Sky」は翼竜が生息する大空と海洋を思わせる香りをそれぞれ採用した。パッケージは古書や図鑑などを想起させるデザインとし、香りごとに、異なる恐竜の骨のイラストをあしらった。
開発のきっかけは2024年8月に福井県と同社が締結した包括連携協定で、協定の目的の一つである「地域の活性化や魅力発信」の取り組みとして、香りを活用した地域ブランディングプロジェクト「恐竜時代のかおり」が始まったという。
開発に当たっては、福井県と福井県立恐竜博物館の研究員が恐竜時代の環境や植生などのレクチャーをするなどして監修。AI活用による創香技術を持つ同社100%子会社コードミー(横浜市)が、太古の森や空、大地のイメージなどを基に3種の香りを設計した。
開発した香りは、昨年の大阪・関西万博の福井県ゾーンや同博物館での空間演出に活用された。同社広報・宣伝チームの中村泉貴さんは「来館客からの反響を受け、多くの人たちに自宅でも香りを楽しんでもらえるよう一般向け製品として発売することになった」と説明する。
恐竜に関する教育普及活動の支援として、販売収益の一部を福井県に寄付する。中村さんは「日常生活の中で恐竜時代の世界観を香りで楽しんでもらうとともに、香りを通じて福井県の魅力や旅の記憶を思い出すことで『また福井を訪れたい』と感じてもらえたら」と話す。
内容量80ミリリットル。店頭実勢価格は3,850円前後。