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福井市美術館で岩合光昭さん写真展-猫を題材に244点展示

展示作品より(福井市美術館提供 copyright Mitsuaki Iwago)

展示作品より(福井市美術館提供 copyright Mitsuaki Iwago)

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 福井市美術館(福井市下馬3、TEL 0776-33-2990)で5月31日、「ねこ 岩合光昭写真展」が始まった。

トークショーで展示作品について解説する岩合光昭さん

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 動物写真家として40年以上のキャリアを積んでいる岩合光昭さんが撮り続けてきた作品から、特に猫を被写体にしたもの244点をセレクト。表情や動きをシャープに捉えたものや、人間との関わりをテーマにした作品、岩合さんの飼い猫「海(かい)ちゃん」の成長を追ったドキュメンタリーなどを4つのゾーンで展示する。

 開催初日には岩合さんによるトークショーも開催。「野生動物を撮るときは、人間のおこがましさが出てしまうから『かわいい』という声を掛けることはない。でも、猫の場合は自然に『かわいいねえ』と声が出てしまう」など撮影のエピソードを披露し、詰め掛けた延べ350人が熱心に聞き入っていた。

 学芸員の山田泰啓さんは「猫が根っから好き、という岩合さんの思いをひしひし感じる展覧会。わが道を行く猫の生態を見ていると、写真から猫の声が聞こえてきそう。デジカメやスマートフォンで写真撮影を楽しんでいる方には、自分の大好きなものを写真で伝える手法を知る機会になるのでは」と来館を呼び掛ける。

 館内には「あなたのねこちゃん写真」と題したコーナーも設置。来館者が持ち寄ったお気に入りの「猫写真」(2Lサイズまで)を壁に貼っていく趣向で、係員に写真と観覧券を見せると特製ポストカードと引き替えてもらえる。

 開館時間は9時~17時15分。月曜休館。観覧料は、一般=1,000円、大学生・高校生=700円、小中学生=500円。7月13日まで。

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