JR福井駅構内に来春開業する商業施設「CURU-F（くるふ）福井駅」の店舗構成が11月9日、明らかになった。

開業に向けて工事が進む同駅構内の自由通路付近。5月に閉店した「プリズム福井」を解体、拡張して刷新する

　施設を運営する金沢ターミナル開発（金沢市）が同日、発表した。前身の商業施設「プリズム福井」に入居していた土産物店、初進出店、県内初出店など計38店で展開する。

　駅東西を結ぶ自由通路を挟み、「福井が誇る逸品」「地元で話題の和洋菓子」「デイリーコンビニエンス」「上質な生活サポート」「総菜・デリカ」「バラエティー豊かなお食事処（どころ）」の6ゾーンで構成する。

　初進出店は、リス画家・藤岡ちささんが描き下ろした「招き福リス」をあしらう菓子類などを扱う「ちさリスのお家」、福井県産食材を使った和洋菓子を販売する「#MysIng ミースイング」の2店。県内初出店は、輸入食品専門店「ジュピター」、若狭牛赤身丼などを展開する「福井肉食堂」の2店。

　越前おろしそばやソースカツ丼など福井の地元グルメを提供する飲食店、カニ料理を提供する居酒屋なども並ぶ。ファストフード店では、マクドナルドが約9年ぶりに、スターバックスが初めて、それぞれ福井駅エリアに出店する。

　施設は来年3月16日、北陸新幹線福井・敦賀開業に合わせてオープン。金沢ターミナル開発によると、施設名は「来る」と「福井」を掛け合わせたネーミングで、今後、フロアマップや営業時間などを順次公開するという。