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福井出身「せりかな」さん、MV話題に 医療従事者へのエール、ネットで広がる

MVの一場面。医師を演じた吉橋航也さん(劇団東京乾電池)は公開に当たり、「撮影したころにはまだ新型コロナの『コ』の字も知りませんでした。偶然ですが、まさに今、胸に響く曲だと思います」というツイートを寄せた

MVの一場面。医師を演じた吉橋航也さん(劇団東京乾電池)は公開に当たり、「撮影したころにはまだ新型コロナの『コ』の字も知りませんでした。偶然ですが、まさに今、胸に響く曲だと思います」というツイートを寄せた

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 福井県越前市出身のシンガー・ソングライター「せりかな」さんのミュージックビデオ(MV)が現在、ネット上で話題になっている。

撮影時の様子。「最初は曇り空だったのが、何度か撮るうちに徐々に太陽が出てきた。柔らかい光に包まれるような風景があまりに美しく、MVの仕上がりが楽しみになった」とせりかなさん

 楽曲は、新型コロナ禍の中で感染リスクと隣り合わせになりながら治療に当たる医療従事者への感謝とエールを贈る新曲「優しい手」。5月4日、自らも出演するMVをユーチューブに公開したところSNSなどで話題となり、過去に発表した作品の視聴数を大きく塗り替える13万件を突破した。

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 現在、東京都内を拠点に活動するせりかなさんによると、一人の医師のオファーにより生まれた楽曲という。「医療現場は過酷で心が痛むことも多いが、それでも彼らは思いやりの心を忘れない。日々奮闘する医療関係者たちをねぎらい支える音楽を作ってほしいという依頼だった」。せりかなさん自身も入院生活の経験があり、その時に感じていた不安、焦り、病院スタッフへの感謝の思いなどを約4分30秒の曲に託した。

 MVは実在の医師や病院などの協力を得て撮影されており、親子と医者との心温まるストーリーが描かれている。「楽曲・MV共に昨年のうちに完成していたが、楽曲リリースはもともと今年の9月を予定していた。当初考えていたタイミングではなかったが、『新型コロナウイルス感染症の最前線で尽力する医療従事者の方に少しでも思いが届けば』という思いから急きょリリースを決めた」

 ロケーション撮影は早朝5時開始だったと言い、「寒さとの闘いだったが、カットのタイミングで手早くヒーターや上着を渡してくれるなどスタッフの方に本当に支えられた」とも。「初めて女性のディレクターさんにMVを演出していただいた。化粧品のCMなども手掛ける方で、とても女性らしいセンスの生きているMVに仕上がったと感じる」と振り返る。

 楽曲やMVの評判は「#優しい手」「#ありがとう」などのハッシュタグで広がり、ツイッターやユーチューブには「人を支える気持ちがすごく伝わる」「『不安に当たり散らして』という歌詞がリアル」「病院にお世話になっている今、心に響く歌詞」「命がけで頑張っておられる医療従事者の方々へ感謝」などの投稿やコメントが寄せられる。

 「予想以上に再生数が伸び、自分自身でも何が起こっているのか分からないくらい」とせりかなさん。「楽曲には『あなたの存在自体が私たちの希望。そのことを忘れないで』というメッセージを軸に、人を支えている全ての人に届けたいという思いも込めた。医療関係者だけでなく、今を支えるために頑張っている人たちにもこの曲が寄り添ってくれることになれば」と話す。

 楽曲は大手楽曲配信サイトで購入できるほか、サブスクリプションサービスでの聴取もできる。

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