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福井・坂井に「BEACH HILL FOOD WORKS」 「肉塊から切り出す」ハンバーガー話題に

「アメリカのバーガーショップの雰囲気を取り入れた」という店内で、赤土さんと麻子さん

「アメリカのバーガーショップの雰囲気を取り入れた」という店内で、赤土さんと麻子さん

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 福井県坂井市のカフェ「BEACH HILL FOOD WORKS(ビーチ・ヒル・フード・ワークス)」(坂井市三国町宿2、TEL 0776-89-1223)がオープンして1カ月がたった。

「ベーコンチーズバーガー」のベーコンも、豚バラ肉から仕込む自家製

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 店舗面積は約40坪。席数は、カウンター9席、テーブル8席。晴天時には約40坪の屋外ガーデンも開放し、テラス席22席を設ける。店主・赤土寛尚さんの家業であるよろず屋「浜坂屋」の空きスペースを約1カ月かけて改装し、「浜=BEACH」「坂=HILL」と家業にちなんだ店名を付けた。

 赤土さんは大学で建築を学んだ後、設計の仕事を経て、サンドイッチ・ハンバーガー専門店「FUNGO(ファンゴー)三宿店」(東京都世田谷区)で約10年勤務した経歴を持つ。「以前から独立開業の思いはあり、36歳という年齢を考えてやるなら今と思い切った」。食品セレクトショップ「DEAN&DELUCA(ディーンアンドデルーカ)」のバリスタだった妻・麻子さんの経歴も生かし、業態を「コーヒースタンド&ハンバーガーショップ」に決めた。

 フードメニューは「ベーコンチーズバーガー」(1,500円)、「B.L.E.T サンドイッチ」(950円)、「グリル野菜と豆のサラダ」(900円)、「デリ盛り合わせ」(950円)、「ガンボスープ」(600円)など。ドリンクメニューには「エスプレッソ」(シングル=350円、ダブル=400円)、「オーガニックアールグレイティー」(400円)などが並ぶ。「たるの中身が無くなるごとに銘柄が変わる」という米国産クラフトビール(2分の1パイント=700円、1パイント=1,200円)も。

 「『一過性でない、本気のバーガーショップ』を一生やっていくつもり」とこだわりを随所にのぞかせる。ハンバーガーのパティーは肉塊から切り出してこねる手作りで、40食分の仕込みに1時間半かける。バンズも「都内のグルメハンバーガー店向けバンズで圧倒的なシェア」というパン店「峰屋」(東京都新宿区)に、「食パンとフランスパンの間の食感になるようオリジナルで依頼した」という。

 フェイスブックやインスタグラムなどで開店情報が拡散し「週末は遠方からのお客さまも多く、パティー・バンズ共に完売したことも」と赤土さん。「食卓の彩りにデリメニューをテークアウトしてもらうもよし、コーヒースタンドとして気軽に使ってもらうもよし。一仕事終えた地元の漁師さんが、昼間からおいしそうにビールを飲んでいるのを見ると、正直言ってうらやましくなる」と笑顔を見せる。

 営業時間は10時~20時。木曜定休。

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