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福井のアイドルグループ「さくらいと」始動 第1期メンバー2人発表、ライブ配信も

発表会にて、即興の「さくらいと」ポーズを決めるKANAEさん(左)、MAIさん(右)

発表会にて、即興の「さくらいと」ポーズを決めるKANAEさん(左)、MAIさん(右)

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 福井のアイドルグループ「さくらいと」が7月1日、活動を始めた。

ライブ配信に挑んだ2人。活動開始を待ち望んでいたファンとのコミュニケーションを楽しんだ

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 「福井の伝統工芸応援」をコンセプトに掲げる同グループ。今年2月、福井ゆかりの音楽家2人がプロジェクトを立ち上げ、4月から5月にかけて18歳~25歳の未婚女性を対象にメンバーを募集した。6月上旬に福井市内で行った事前登録制の一般参加型審査会などで応募者を絞り込み、MAIさん、KANAEさん(共に福井市出身)が第1期メンバーとなった。

 同日午前、越廼サテライトオフィス(福井市居倉町)で発表会が行われ、2人のほか、プロジェクトを立ち上げた川縁清志さん、大西泰敬さん(共に同市出身)が出席。プロジェクトのコンセプト、メンバー決定に至った過程、今後の活動予定などを説明した。

 MAIさんは高校卒業後に大阪の芸能専門学校へ進学し、福井在住の姉の薦めで応募した。オーディションでは高校時代に学んでいたという中国語でのあいさつや、大阪在住時代のアルバイト先で習得したというラーメンの湯切りアクションで審査員の関心を集めた。

 KANAEさんはギター、ベース、コントラバス、三線などの楽器演奏を得意とする。「(NHK『おかあさんといっしょ』に出演していた)はいだしょうこさんに憧れたのが音楽好きになったきっかけ。大好きな音楽の道に少しでも近づけたら」と公募に応じたという。

 メンバーに選ばれた決め手について、MAIさんは「アイドルとラーメンの湯切りというギャップが良かったのかも」、KANAEさんは「特技の楽器演奏を前面にアピールしたからでは」と自己分析。目標について問われると、「福井だけでなく、県外や海外の人たちにも愛されるくらいの知名度に」(MAIさん)、「自分で書いた曲をステージで披露できれば」(KANAEさん)と笑顔を見せた。

 川縁さんによると、「地元の伝統工芸応援」を活動の軸にするアイドルグループは全国でも異例という。「アイドルというカテゴリーではあるが、目指すポジションは福井のインフルエンサー。運営を進める上では、みんなで育てるというコンセプトを大切にしたい。楽曲、ロゴ、衣装など、さまざまな場面で地元の人たちと協力し合いながら作っていければ」

 手始めに、動画配信アプリ「17Live(イチナナライブ)」のチャンネルを知名度向上への足掛かりとし、県内伝統的工芸品の工房訪問や制作体験などのほか、自身の趣味・特技などを生かしたライブ配信を進める。

 10月5日には、越前陶芸村(越前町小曽原)で行われる「越前秋季陶芸祭」でステージデビューする。当日は川縁さんによるオリジナル曲を複数発表する予定で、「伝統工芸をテーマにした曲だけでなく、福井での日常の暮らしを描いた曲、福井人のアイデンティティーを感じさせるような曲なども考えている」(川縁さん)という。

 プロジェクトは7月25日まで、追加メンバー募集を行っており、3~5人体制でのステージデビューを目指す。8月中旬には、福井市内で事前登録制の一般参加型オーディションを予定する。

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