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商業施設「くるふ福井駅」開業 運営者「他の商業施設との連携視野に」

テープカットする山越社長(右から1番目)ら関係者

テープカットする山越社長(右から1番目)ら関係者

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 JR福井駅構内の商業施設「CURU-F(くるふ)福井駅」が3月16日、オープンした。

買い物客などでにぎわう「くるふ福井駅」の店内

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 昨年5月に閉店した「プリズム福井」を解体、拡張してリニューアルした同施設。同日の北陸新幹線延伸開業に合わせたオープンで、プリズム福井に入居していた土産物店、初進出店、県内初出店など計43店で展開する。同施設を運営する金沢ターミナル開発(金沢市)によると、名称は「来る」と「福井」に由来するという。

 店舗面積は、リニューアル前から約1.4倍増の約3,700平方メートル。駅東西を結ぶ自由通路を挟み、北側の「福井が誇る逸品」「地元で話題の和洋菓子」「デイリーコンビニエンス」、南側の「上質な生活サポート」「総菜・デリカ」「バラエティー豊かなお食事処(どころ)」などのゾーンで構成する。

 初進出店・県内初出店は、リス画家・藤岡ちささん描き下ろしの「招き福リス」をあしらう菓子類などを扱う「ちさリスのお家」、輸入食品専門店「ジュピター」など4店。ファストフード店では、マクドナルドが約9年ぶりに、スターバックスが初めて、それぞれ福井駅エリアに出店した。

 オープンに先立ち開業式典があり、同社の山越健司社長、杉本達治福井県知事、西行茂福井市長ら関係者出席の下、テープカットなどのセレモニーが行われた。セレモニーを終えた山越社長は「開業の光景を目にして感無量であると同時に、お客さまに満足いただくためにさらに頑張らねばという思いが込み上げている。今日開業の『FUKUMACHI BLOCK』など他の商業施設とも連携し、当社単独ではできない企画を実現できれば」と話す。

 開店前に1000人が入り口付近で列を作り、土産物を買い求める客や、テレビ特番の生中継を見守る客などでにぎわった。福井市内からバスで訪れたという50代男性は、「プリズム福井時代より飲食店の選択肢が増え、店が並ぶゾーンの落ち着いた雰囲気も気に入った。福井駅周辺の飲食店開業ラッシュはうれしいことで、飲み歩きの楽しみが増えた」と笑顔を見せる。

 営業時間は、土産品・スイーツ=8時30分~20時、ショッピング=10時~20時、食事=11時~21時。

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