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福井のアイドル「さくらいと」が初ワンマン サンドーム公演に向け、新たな一歩

ライブ中の一こま。客席からの声援にタオルを振りながら応えた

ライブ中の一こま。客席からの声援にタオルを振りながら応えた

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 福井の伝統工芸応援アイドル「さくらいと」が5月7日、福井駅西のハピリンホールで初ワンマンライブを行った。

ファンと共に記念撮影。左から、陽向さん、朝日奈さん、神楽さん、彩葉さん、護國さん

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 来春に予定するサンドーム福井(越前市瓜生町)での単独公演に向け、「ROAD TO DREAM ~サンドームへの道~」と銘打ったコンサート。県内外から駆け付けた220人のファンの声援を受けながら、メンバー5人が伸び伸びとパフォーマンスを披露した。

 ライブは16時30分、出ばやしに続いて1曲目の「ヒカリのひとひら」でスタート。陽向芽衣さんはステージ上から目の前に広がった光景を、「曲が始まって顔を上げた瞬間、客席に広がった笑顔とたくさんのペンライトが目に飛び込んできた。温かく迎えてくれた皆さんへの感謝とうれしさの気持ちでいっぱいになった」と振り返る。

 セットリストを、「虹のはじまり」「さくらいとコールソング」「ときめきサンセットビーチ」など初披露曲を交えた全13曲で構成した。中盤では、昨年亡くなった福井のレゲエシンガーSing J Royさんの楽曲「だんね~ざ ~福井弁の唄~」のカバーバージョンも披露した。

 「だんね~ざ」は福井弁の早口ラップをふんだんに盛り込んだ楽曲で、ダンスしながらのパフォーマンスは至難の業。緑色の髪がトレードマークの彩葉わかなさんは、「意味を知らない福井弁もあり、勉強しながら繰り返し練習した。覚えるのは大変だったが、『福井愛』を感じる楽曲に楽しさを感じながら取り組んだ」という成果を発揮し、メンバーと共にノーミスで歌い上げた。

 表情豊かにステージ上を駆け、その姿をファンに印象付けていたのは朝日奈花子さん。「手を伸ばして大きく声を出し、『みんなの目を引けるように、笑顔になってもらえるように』という思いを込めてパフォーマンスした」と話し、「皆さんが最高の笑顔になってくれていたら120点満点」と笑みをこぼす。

 終盤では、2019年に発表したデビュー曲「水灰色グラデーション」の披露もあった。プロデューサーの川縁圭志さんが、福井の空の下で熱く強く生きる若者たちの姿を中性的な視点でつづった楽曲で、グループ発足時からのメンバー・護國まいさんにとってひときわ思い入れのある1曲という。

 「デビュー時は全く知られていない『さくらいと』を知ってほしいという気持ちで歌っていたが、今回は、皆さんが元気、勇気、希望などを抱けるようなステージになればと思いながら歌った」と護國さん。ステージの様子はライブ配信もされ、「配信も含め多くの人が私たちのステージを見てくれた思うと胸がいっぱいになった」と実感を込める。

 ワンマンライブ第2弾を9月2日、同ホールで行うというサプライズ発表もあった。グループ最年少の神楽ひよりさんは新たな目標に向け、「さらにレベルアップしたパフォーマンスはもちろんのこと、思わず声が出たり立ち上がってしまったりするようなクオリティーのライブを届けられるよう練習に励む」と決意を新たにする。

 グループは6月4日、福井県営体育館(福町)で行われる女子フットサル国際親善試合「フクイ・アジア・ウイミンズ・フットサル・クラブ・カップ」にゲスト出演し、フットサルチーム「福井丸岡RUCK」応援歌の新曲「勝ったもどうぜん ~何度でもバモー!~」の披露を予定する。

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