福井県内の異業種企業4社(明和工業株式会社、ニホン・ドレン株式会社、ヨシダ工業株式会社、株式会社加藤機業場)は、会社の枠を越えて次世代リーダーを育てる合同プログラム「クロスカンパニー・プレゼンサミット」を共同で企画・実施しました。2026年5月27日(水)、ニホン・ドレン株式会社を会場に最終回を開催し、全3回のプログラムを完結しました。
本プログラムでは、若手・中堅・経営幹部の3階層が、それぞれの立場から自社の未来や組織課題を発表。企業・世代・役職の枠を越えた相互発表と対話を通じて、地方企業における「越境型人材育成」の新たなモデルづくりを目指す取り組みです。

幹部回の集合写真

経営陣・見学者・参加者が聴講する様子
人材の採用・育成が難しくなる中、地方企業においては、若手・中堅社員が日常業務の中だけで経営視点や広い視野を身につける機会は限られています。自社の未来や組織課題を自分ごととして捉え、主体的に提案・行動する機会をどのようにつくるかは、多くの企業にとって重要なテーマです。
一方で、1社単独の社内研修では、視点が自社内に閉じやすく、他社・他業種との接点を通じた学びの機会は限られていました。そこで福井県内の異業種4社は、会社の枠を越えて次世代人材を育てる「越境型人材育成」の取り組みとして、本プログラムを実施しました。
本プログラムは、福井県内の異業種4社が共同で企画・実施したものです。各社が若手・中堅・経営幹部を送り出し、参加者が他社の前で自社の未来や課題を発表することで、通常の社内研修では得にくい緊張感と多面的なフィードバックを生み出しました。
本プログラムの特徴は、若手・中堅・経営幹部がそれぞれ別々に学ぶのではなく、前の階層の発表を受けて次の階層が応答する「リレー形式」で設計されている点です。若手の提言を中堅が実行計画へとつなぎ、最後に経営幹部が会社としての方向性やアクションを示すことで、発表を一過性のイベントにせず、組織の行動につなげることを目指しました。
参加者は、日常の社内会議や研修とは異なり、他社の社員や経営陣の前で自社の未来を発表しました。社外の視点から質問やフィードバックを受けることで、自社の課題をより客観的に捉え直す機会となり、発表者自身の当事者意識を高める場となりました。
また、同じ地域で働く他社の若手・中堅社員が、自社の課題や未来に向き合う姿を共有することで、参加者同士が刺激を受け合い、企業の枠を越えた学びとネットワークが生まれました。

若手が発表する様子
若手社員の声
「他社の同世代が自社の課題や未来について真剣に発表する姿に刺激を受けました。自分たちの会社の未来を、誰かが考えるものではなく、自分たちも一緒につくっていくものとして捉えるきっかけになりました。」
中堅社員の声
「若手の提言を受け、現場を支える立場として、自分たちがどう行動し、どう周囲を巻き込んでいくかを考える機会になりました。日々の業務に追われるだけでなく、会社の未来に向けた行動を起こしていきたいと感じました。」
経営幹部の声
「若手・中堅社員が、自社の未来や組織課題について率直に発表する姿から、多くの気づきを得ました。経営側としても、その声を受け止め、具体的な行動につなげていく必要性を強く感じました。」
本プログラムは、知識を学ぶだけの研修ではなく、自社の未来を考え、他社の前で語り、フィードバックを受ける実践型の取り組みです。1社単独では得にくい視点や刺激を、地域企業同士の連携によって生み出すことで、地方企業における新しい人材育成の形を目指しています。
今後も参画企業4社は、本プログラムで得られた気づきや関係性を各社の組織づくりに活かすとともに、地域企業が連携して次世代人材を育てる仕組みづくりを継続・発展させてまいります。