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福井・越前市にゲストハウス「Hostel291」 JR武生駅近くの物件、リノベで開業

オーナーの鷲田さん。「外国人にも分かりやすい名前を」と考え、数字を盛り込んだ施設名にした

オーナーの鷲田さん。「外国人にも分かりやすい名前を」と考え、数字を盛り込んだ施設名にした

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 福井県越前市に9月22日、ゲストハウス「Hostel291(ホステルフクイ)」(越前市府中1)がオープンした。

2階にある和室の客室。少人数専有時の料金は、1人利用=1泊3,900円、2人利用=同1人当たり3,600円

 鉄骨造り4階建て。築35年の元・折り箱店をリノベーションし、1階に受付、オープンスペース、共用シャワールーム、2階に共用キッチンと客室を設ける。客室は、シングルサイズ2段ベッドのドミトリールーム(1泊2,600円、定員4人)、6畳和室(同2,600円、同3人)の2種類。和室は1~2人での専有もできる(料金別途)。

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 オーナーの鷲田望さんは、1987(昭和62)年同市生まれ。元来の旅行好きで、「あらかじめ行き先を決めず、行く先々で次の目的地を決める」という旅のスタイルでこれまで16カ国を訪れた。「各地のゲストハウスを泊まり歩きながら市場に行ったり屋台で食事したりして、その土地の人々の生活に触れる旅を続けるうち、ゲストハウス経営の思いを抱くようになった」という。

 昨年10月、JR武生駅から徒歩約3分の中古物件を見掛けたのをきっかけに勤務先を退職。今年6月ごろから、大掃除、電気・ガス・水回りなどの工事、ベッド設置、インテリアコーディネートなど開業準備を進めた。現役の大工という祖父・富藏さん、一級建築士の父・勉さんもリノベーションに協力した。

 「当時の内装をできるだけ残したい」と、タイル張りの浴室など一部設備はそのまま転用した。「クラブミュージックのレコードコレクションや、海外で買ったアンティーク雑貨など、私自身の好みを感じてもらえる空間と、お客さんが居心地よく過ごせる空間との共存を目指した。温存する箇所と修繕して使う箇所とのバランスを考えるのも悩みどころだった」と振り返る。

 オープン前日には近隣の住民や商店主、家族、友人らを招き、アコースティックライブや餅つきなどを盛り込んだ内覧会を行った。来場者は「駅から近くて便利。県外の友人が遊びに来た時の宿にしたい」「近くでコワーキングスペースを経営している。同年代の人とのつながりができてうれしい」「来年の夏は、屋上のベランダでビールを飲みながら(市内を流れる)日野川の花火大会を見たい」などと期待を寄せる。

 「目指すのは『暮らすように滞在できる宿』。一人の時間を大切にしたい方や、話が大好きな方など、お客さんそれぞれの旅のスタイルに合わせてもてなしたい。オープンスペースでは、地域の人とお客さんとが交流できるマルシェやライブもできれば」と鷲田さん。現在手つかずになっている4階も改修予定で、ミーティング、セミナー、ワークショップなどの会場を想定した多目的スペースを設けるプランを描く。