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福井のヒップホップユニット「LABORGROOVE」が新譜 発売記念ワンマンライブも

福井市内の音楽スタジオで。「福井での音楽活動を志す若い世代を引っ張っていければ」とELさん

福井市内の音楽スタジオで。「福井での音楽活動を志す若い世代を引っ張っていければ」とELさん

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 福井のヒップホップユニット「LABORGROOVE」のニューアルバム「DIG THE LIFE」が9月7日、「TOYBOX RECORDS」(福井市中央1)から発売された。

ライブ中のELさん。「クラブだけでなく、学園祭や海岸などオープンな場所でもライブを重ねたい」とプランを描く

 同ユニットは2003年結成。メンバーチェンジを経て現在、市内在住のMC「EL」さんを軸に活動する。アルバムは2012年リリースの「LABORGROOVE」以来で、ELさんは「想像や空想の世界でなく自分自身のリアルな体験をリリック(歌詞)にするのがポリシーで、2枚目のアルバムを出すまで6年もかかってしまった」と振り返る。

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 全8曲を収録。畳み掛けるようなラップが印象的な「Be Quiet」、バンドサウンドとスクラッチをミックスした「HERO」、「渋谷にある(福井発祥の焼き鳥店)『秋吉』で隣り合わせになった福井出身のおじさん」をフィーチャーした「LABOR」など、ファーストアルバムの楽曲も含めた構成とした。田中化学研究所(白方町)のCMソング「DOTE(土手)」も収める。

 ELさんは1983(昭和58)年福井市生まれ。福井工大付属福井高(学園3)在籍時にヒップホップの魅力に引き込まれ18歳で初ステージに立つものの、「50人ほどのお客さんを前に一言も発せずブーイングを浴びた」。一念発起して東京で音楽活動に打ち込み、ジャズなどを手掛けるレーベル「アート・ユニオン」(東京都渋谷区)からCDデビューした経歴を持つ。

 ジャズドラマー、ジョージ大塚さんとのフリースタイルセッションなどを通じてパフォーマンス力を鍛えた。「10代のころから福井の音楽シーンの盛り上げに貢献したいと思っていた」。2014年に再開した福井での活動を、高校時代からの友人という「TOYBOX RECORDS」代表・中村明洋さんが支える。

 9月中旬には市内で「DOTE」のミュージックビデオ(MV)撮影も行った。ELさんは「アルバムの出来が合格ラインに達していなくてディスられる(=否定される)のではという怖さもあったが、行政の方がMVのエキストラ集めに協力してくれたり、CDショップが試聴コーナーを設けてくれたりと、いろいろな歯車が絡み出している。福井の人たちは温かく、音楽活動がやりやすい場所」と実感を込める。

 CD発売に合わせ9月23日18時から、福井駅西のクラブ「Casa」(中央1)でバンドスタイルも組み込んだワンマンライブを行う。料金は、前売り=2,000円(1ドリンク代別途)。

 CDは税別2,000円。松木屋エルパ店、TSUTAYA高柳店(以上、福井市)などのほか、アマゾンでも販売する。