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福井駅西に「新栄ビアパーク」 専門店から「出前」でおつまみデリバリー

初日の様子。幅広い客層でにぎわった

初日の様子。幅広い客層でにぎわった

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 福井駅西にある新栄(しんさかえ)商店街で7月23日、「新栄ビアパーク」が始まった。

「売り子」として奮闘する運営委員会メンバー

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 同商店街内のコインパーキングにウッドデッキを敷き詰めた屋外広場「新栄テラス」を会場にした夏季限定イベントで、同商店街振興組合のメンバー有志でつくる「新栄テラス運営委員会」が企画した。

 支払いはキャッシュ・オン・デリバリー制。生ビール(500円)、ワイン(500円)、ソフトドリンク(250円)などのドリンクの他、おつまみを500円・1,000円で販売する。おつまみは、チーズ専門店「ハッピーチーズ」(福井市中央1)、インドネシア料理店「タリーハウス」(中央1)、中華料理店「福林軒」(中央1)など、会場近くの専門店から「出前」で取り寄せるのが特徴。

 運営委員長で雑貨店「地球百貨店」(中央1)店主の山元敏孝さんは「専門店の作りたてフードを、伸び伸びと開放的な空間で味わってもらえる。会場で食べたおつまみが、実店舗に足を運ぶきっかけとなれば」と話す。

 ビアパークの鍵となる生ビールの手配では、キリンビールマーケティング福井支社(大願寺2)の協力を得た。メンバーが飲食店主からの助言を基に同社に相談した所「地方都市のまちづくりにビールメーカーとして協力したい」と賛同を得たという。

 初日には約100人が訪れ、テーブルを囲んで談笑するグループや、デッキに腰掛けて語り合うカップルの姿などが見られた。山元さんは「テラスの存在を広く知ってもらおうと2カ月ほど前から準備を進めた。中心市街地の店は夜8時にはほぼ閉店している現状があり、ビアパークがナイター営業などにつながる契機となれば」と期待を寄せる。

 同テラスは同市中心市街地への誘客を目的とするプロジェクトで、福井市と福井大が2014年・2015年に行った社会実験をベースとする。広さは約310平方メートル。今年4月からは同組合が運営を引き継ぎ、これまでに「新栄にゃんでも市」「新栄多国籍マーケット」などのイベントを行った他、スペース貸しも受け付けている。

 開催時間は毎週土曜18時~22時。雨天中止。8月27日まで。

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