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福井・敦賀で「校歌の卒業式」上映会 閉校間近の中学描き地方の課題問う

主役の桐島さんは三重県伊勢市出身

主役の桐島さんは三重県伊勢市出身

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 福井県敦賀市のコミュニティースペース「朱種(Shu-Shu)」で9月27日、映画「校歌の卒業式 ~キボウノトビラ~」上映会が開かれる。

 2014年3月に閉校した志摩市立越賀中学校(三重県志摩市)を舞台に、最後の在校生10人や地域住民などが出演し製作された同作。閉校とともに消えゆく校歌や校歌にまつわる地域住民の思い出を描き、地域コミュニティーの核として機能する学校の在り方について問う内容となっている。同市出身で、映画「ALWAYS 三丁目の夕日」などを手掛けた山際新平さんが監督を務めた。

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 主題歌「うしろ髪を束ねて」を歌う、福井県越前町在住のシンガー・ソングライター佐々木詩菜(しいな)さんが上映会を企画した。佐々木さんは「私自身、町村合併に伴う統廃合で卒業した母校がなくなったという経験がある。出演する生徒も、母校で卒業できず閉校を迎えてしまった。演技が初めてという生徒も多く、作品のリアル感につながっている」と話す。

 当日は作品上映のほか、主人公の英語教師を演じた女優・桐島ココさんと山際さんの上映あいさつを行う。上映後、大阪在住のウクレレ奏者・おがわてつやさんと佐々木さんによる約1時間のライブも予定する。

 文部科学省の調べによると、2002年度からの12年間で、全国で5801校が閉校したという。佐々木さんは「全国各地で起きている人口減少や閉校の現実を広めようと、三重の人々が立ち上がって作った映画。福井県内でも同じ問題は起きつつあり、身近なテーマとして感じてもらえれば」と呼び掛ける。

 16時開演。料金は2,500円(1ドリンク・おつまみビュッフェ付き)。定員30人。フェイスブックで予約を受け付けている。

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