仁愛女子短大(福井市天池町)の研究室が6月27日、大野市内でワークショップ「乗ろう!語ろう!越美北線」を開催する。
5月に行った沿線調査の様子。「プロジェクトの活動が地域交通の在り方を考えるきっかけづくりにもなれば」と澤崎教授
企画したのは同短大の澤崎敏文教授の研究室「さわらぼ」。JR越美北線沿線の魅力を語り合うことを通じて同線利用の機運を盛り上げていくプロジェクトの一環で、今後制作を予定する車窓マップや観光マップの下地作りという位置付けでワークショップを行う。
澤崎教授によると、山陰地方のローカル線・JR木次線での出来事がプロジェクト立案のきっかけという。「地元の有志らによる手作りマップや、車窓の魅力を伝える活動などに感銘を受け、同じような取り組みを越美北線でも展開できないかと考えた」と振り返る。
プロジェクトには現在、同研究室のゼミ生を中心に5人が参加。ゼミ生で生活科学学科2年の野村世利菜さんは「小学生の頃から日常の足として同線を利用してきた。5月に行った沿線調査では、福井市美山エリアの新緑、大野盆地から望む荒島岳、越前大野城の景観など沿線の風景に改めて感動した。里山などの魅力を多くの人に届けることで、地域の魅力の再発見につながれば」と話す。
マップ制作に当たり、プロジェクトは石山志保大野市長が会長を務める団体「越美北線と乗合バスに乗る運動を進める会」の活動助成を受けた。澤崎教授によると、マップのデザインは手描きイラストをベースにした仕様を想定し、沿線調査やワークショップなどを重ねながら、越前大野、越前東郷、一乗谷各駅周辺を題材に制作を進める予定という。
野村さんは「イラストにすることで手作り感や親近感が生まれると考えた。マップを手にした人が想像を膨らませられるような余地を残せるのもイラストマップの良さ。オリジナリティーを詰め込んだマップにできれば」と意気込む。
ワークショップ会場は同線九頭竜湖駅に隣接する「和泉ふれあい会館」(大野市朝日)。11時10分開始。参加無料。定員は20人(先着順)。同線を利用して来場することが条件。同研究室は、福井駅9時22分発の九頭竜湖行きに乗り、約90分のワークショップに参加した後、九頭竜湖駅14時32分発の福井行きで帰途に就く行程を勧める。