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インタビュー2016-09-30

アイドルオーケストラ「RY's」がデビューミニアルバム
福井出身・濱頭優さんらに、制作秘話インタビュー

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 福井県敦賀市出身の濱頭(はまがしら)優さんが所属するアイドルグループ「RY's(リィーズ)」のデビューミニアルバム「アイオケ♪」が9月30日、ハミングバード(東京都港区)から発売された。

 同グループは2015年結成で、「YUU」こと濱頭さんの他、RIOさん・RUKAさん・YUKIさんの計4人で構成する。RIOさんのバイオリン演奏や、「展覧会の絵」「カノン」「四季」などクラシックの名曲を巧みに盛り込んだ楽曲などを武器に「アイドルオーケストラ(アイオケ)」を掲げ、ウィーン国立歌劇場(オーストリア)での単独ライブ開催を目標に活動する。

 この夏、アルバム発売に向けインストアライブなどのイベントを連日行った同グループに、結成までの経緯、アルバム制作時のエピソード、今後の抱負などを聞いた。

(撮影:上田順子)


左から、RIOさん、RUKAさん、YUUさん、YUKIさん

■バラエティー番組出演が結成のきっかけに

 この春、敦賀気比高(敦賀市沓見)を卒業したYUUさんは、結成時からメンバーとしての活動を続ける一方、同市出身の山下大裕さんが監督した映画「弥生の虹」など女優としても活躍する。9月に東京・大阪で行われた舞台「ReLIFE」で物語の要となる女子高生・狩生玲奈を演じたのも記憶に新しい。

 「芸能界入りのきっかけは中学1年生の時、東京に遊びに行って所属事務所の人にスカウトされたことでした。3年ほどは活動もそれほど多くなかったのですが、TOKYO MXの『スパルタンMX』というバラエティー番組のオーディションでチャンスを頂いて。番組内の『キャンディボイス』というユニット結成企画に参加することになって、そのユニットが『RY's』結成につながっています」。

 「キャンディボイス」時代から活動を共にするメンバーの一人がRUKAさん。同グループと並行し、アニメやライブ、ゲームなどを融合したエンターテインメントユニット「VENUS PROJECT」でも活動を行う。EDM(エレクトロニック・ダンス・ミュージック)を軸にしたサウンドは同グループとは対照的だ。

 「VENUS PROJECTの方はライブ会場が沸き上がるような曲調で、同じ『盛り上がる曲』でもRY'sはどこか気品さみたいなものがありますね。ギャップを感じることもありますが、両極といえる曲調でどちらも楽しいです。吹奏楽部でホルンをやっていたので、RY'sの『ポップスとクラシックの融合』が邪道と言われそうな不安もありましたが、活動を続けていくうち、クラシックのジャンルの一つになればと思うようになりました」。

■ボーカル3人、ソロパートに初チャレンジ

 リリースした同アルバムは、既存曲「始まりの日曜日」や「トライ&GO!」、新たにレコーディングしたアルバムタイトル曲など全6曲で構成する。「RY'sサウンド」を特徴付けるバイオリン担当のRIOさんは、どのような意気込みでレコーディングに臨んだのだろうか。

 「個人的には既存曲の再録に気合が入りました。既存曲には楽譜を初見状態で録った曲もあって、楽曲プロデューサーの勧めで再録が決まりました。ライブで1年ほど演奏して、いい意味でクセが付いていたのを『だいぶ弾き方も変わってきたし録り直してみたら』と提案してくださって。私自身は、演奏の変化に気付いてなかったのですが…」。

 アルバムタイトル曲では新たな試みとして、YUKIさん・RUKAさん・YUUさんの3人がボーカルのソロパートに挑戦した。3人がハーモニーを聴かせる箇所もあり、リーダーのYUKIさんにとっても思い入れある一曲となった。

 「メンバーそれぞれが歌詞を見て、曲のイメージを話し合ったのが記憶に残っています。私自身は『カボチャの馬車に滑り込んで』という歌詞から、シンデレラの物語のようなファンタジーっぽい印象を持ちました。夜の月が浮かんでいるシーンも想像していたら、YUUちゃんも、よく似たイメージを持っていたみたいです」。

 YUKIさんから投げ掛けられ目を合わせるYUUさん。アルバムにはYUUさん作詞のシングル曲「フランボワーズ」も収録した。「以前から詞を書くのが好きだった」YUUさんがスタッフの勧めを受け、当時熱中していた漫画「アオハライド」に影響を受けて書き上げたという。

■「自然には逆らえない」という、屋外での生演奏

 同グループが福井でライブを行ったのは、今年3月の「敦賀港フードフェスタ 2016」、8月の「福井フェニックスまつり 2016」など、共に屋外ステージだった。敦賀のライブでは強風に見舞われるというハプニングもあり、RIOさんに生演奏ならではの苦労話を聞いてみた。

 「メンバーに初めて話すのですが、例えば『トライ&GO!』の弓を振る振り付けでは、一瞬だけ弓を持ち替えるという動きをやっています。外での演奏では風で弓が飛ばされないよう気を配る程度で、自然には逆らえなくて。雨の時は普段と違うバイオリンにするなど自分でできることはやるのですが、それ以外には対処のしようがなく、気合で頑張るしかありませんね」。

 「アイドルオーケストラ」を掲げる同グループは、ファンを「楽団員」と呼ぶのも特徴。7月には都内のスーパー銭湯で「アイオケ♪楽団ゆかた会議」と名付けたファンミーティングも行い、浴衣や甚平など思い思いのファッションで交流を楽しんだという。RUKAさんは「楽団員の方から『曲をじっくり聴きながら楽しめるのがRY'sの魅力』と言ってもらえる」と明かす。

 「『ショーを見ているみたい』と言ってもらうこともあって、すごくありがたいなと思います。女性アイドルなので楽団員の方は男性が大半ですが、女性の方も少しずつ見掛けるようになりました。RY'sが売りにしている上品さを『かわいい』って言ってくださる方が多いですね。女の子というより年上の方が多くて、娘のような視線で見てくださっているようです」。

 RIOさんが奏でるバイオリンが「耳に心地良い」という感想や、同グループの曲をきっかけに「クラシックを聴くようになったという声がある」とも。「ライブ会場を沸かせるようなスタイルは苦手」というアイドルファンの掘り起こしにもつながっているようだ。

■「楽団員」と合奏するライブのアイデアも

 9月22日、品川インターシティ(東京都品川区)で行われた「東京ポッチャリコレクション2016」にゲスト出演するなど、アルバム発売を機に「楽団員」拡大への意気込みを見せる。YUKIさんに今後のライブのアイデアを聞いてみた。

 「RY'sは楽団員さん含めてのアイドルオーケストラなので、楽団員さんも楽器を持ち寄って一緒に作れるライブをやってみたいですね。TOKYO MXの番組『アイオケ♪』で4人が楽器を演奏する企画もやったのですが、あまりに緊張したのと、ワンフレーズだけの演奏だったので一つの曲をしっかりやってみたい思いもあります」。

 楽団員全員の合奏や4人による楽器演奏など、ライブの盛り上がりを予感させるYUKIさんのアイデア。実現の折にはツアーの一環として福井でのライブも期待したい。最後に、YUUさんが福井の人たちの向けてのメッセージを寄せてくれた。

 「久しぶりに福井に来て、福井駅の改装が終わっていたり、路面電車がきれいになっていたりと驚くことがいっぱいでした。福井の皆さんにもアイドルオーケストラRY'sをもっと知っていただいて、次のライブでは楽団員として一緒に楽しい時間を作り上げたいです。またお会いできることを楽しみにしています」。

9月30日発売
アルバム「アイオケ♪」 2,160円

発売記念イベントを生配信
9月30日、タワーレコード新宿店(東京都新宿区)で行う発売記念ミニライブを「ニコニコ生放送」公式で生配信する。19時開始。閲覧には会員登録(無料)が必要。

福井でアイドル「RY's」ライブ 敦賀出身・濱頭優さん「生まれ変わった福井に驚き」(福井経済新聞)

品川で「東京ポッチャリコレクション」 モデル11人の総重量は約1.5トン(品川経済新聞)

RY's オフィシャルサイト

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