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福井でデザインスクール「XSCHOOL」 定例ワークショップに県内外から受講生

12月3日、加藤ビルで行われたグループ発表の様子

12月3日、加藤ビルで行われたグループ発表の様子

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 福井市内で12月3日・4日、デザインスクール「XSCHOOL」第2回ワークショップが行われた。

受講生はさまざまなプロトタイプを作りプレゼンテーションに臨んだ

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 福井市が主宰する「未来につなぐ ふくい魅える化プロジェクト:make.f」の一環として、来年3月まで開講予定の同スクール。テーマは「福井でつくろう、福井をつくろう」で、同市内にあるカレンダー企画製造「にしばた」(福井市灯明寺3)、弁当製造販売「番匠本店」(高木中央3)、セラミックス造形品製造「廣部硬器」(深谷町)の3社がパートナー企業として参画する。

 9月下旬に東京・大阪・福井で説明会を行い、「あらゆるジャンルを横断し新たな価値を生み出す、広義で捉えたデザインの力を生かす場」を掲げて受講生を公募。編集者、建築士、グラフィックデザイナー、NPO職員など県内外の24人を選抜した。受講に当たっては、福井で行うワークショップへの参加が必須条件となっている。

 ワークショップには受講生のほか、福井市出身でシンク&ドゥタンク「リ・パブリック」(東京都文京区)の内田友紀共同代表などプログラムディレクターや、デザイン事務所「UMA / design farm」(大阪市中央区)の原田祐馬代表など講師が参加。受講生3人1組のグループが、この3週間で行った調査結果や製作したプロトタイプの発表、講師の助言を基にしたアイデアのブラッシュアップなどを行った。

 JR福井駅西の加藤ビル(中央1)で行われたグループ発表では、弁当をテーマに「プリン型容器なら手軽に食べられるのではと試作したが思ったほどおいしくなかった」「海外の駅弁を調べたら市販の水やパンなどを詰め合わせただけの商品もあり『ご当地感』が無かった」などとプレゼンテーションしたグループも。講師から、「試作を行うなど、走りながら考えるという姿勢が良い」「弁当という形でなく、総菜1品+酒でご当地感を訴える方法もあるのでは」などの助言を受けていた。

 11月下旬には同プロジェクトの公式ウェブサイト「WONDERS」が開設。サイトは「make.fUKUI」「find.fUKUI」の2カテゴリーで構成し、先行オープンした「make」では同スクールのほか、同市在住の中・高生が地元の魅力を再発見するプログラム「福井の幸せみつけよう取材ツアー」、同市越廼(こしの)地区で海暮らしを体感するお試し居住「冬の日本海トライアルステイ」などの情報を発信している。

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