3月1日、えちぜん鉄道と福井鉄道が1日フリー乗車券のデジタル発券を始めた。

相互乗り入れするえちぜん鉄道（左）、福井鉄道（右）の車両

　1日フリー乗車券のデジタル発券は、2社と2次交通のDX化を進めるRYDE（東京都渋谷区）との提携で実現した。RYDEが展開するモビリティープラットフォーム「RYDE PASS」で、土曜・日曜・祝日などに利用できる「福井鉄道・えちぜん鉄道 共通1日フリーきっぷ」など計4種の乗車券を購入できる。北陸エリアにある私鉄の「RYDE PASS」導入は福井の2社が初めて。

　RYDEの担当者によると「北陸新幹線福井・敦賀開業を見据え、国内外からの来訪客ニーズに応えたいとする両社の思いと『RYDE PASS』のサービスがマッチした。乗車券購入の選択肢を広げることで、沿線住民や近隣住民の利用促進につなげたいとの考えもあった」という。

　利用に当たっては、スマートフォンへの「RYDE PASS」アプリのインストールと会員登録が必要で、会員登録はグーグルやフェイスブックなどのアカウントでも行える。決済手段はクレジットカード、Google Pay、Apple Payの3通りが利用できる。

　券種や料金はホームページで確認できる。