福井・坂井で舞台「徒花flappers」 「羅生門」から着想、少女の波乱の人生描く

刀やライフル銃など、持ち道具にもこだわった

刀やライフル銃など、持ち道具にもこだわった

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 みくに未来ホール(坂井市三国町)で6月16日・17日、舞台「徒花(あだばな)flappers」が行われる。

本番に向け、熱のこもった稽古を重ねる出演者たち

 福井市を拠点に活動する劇団「幻像団」の第24回本公演。芥川龍之介の「羅生門」から着想を得て、女郎部屋から逃げ出し郷里に戻った少女が遭遇する波乱のストーリーを描く。同劇団員で福井県演劇連盟女優賞を受賞した堀江なつみさんほか、客演を含め計19人が出演する。

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 代表で、脚本と演出を手掛ける安川雅人さんによると「ハードでリアルな殺陣が見もの」。あわら市を拠点に活動する自主映画グループ「HOUND PROJECT」代表・岡田広さんの指導の下、「見ていて痛みを感じられるような芝居を目指した」という。

 主人公「夏」の激しい感情を、英語で「おてんば娘」という意味を持つ「flapper(フラッパー)」に重ねた。「福井県内のどこかの場所を舞台に脚本を練った。三国にはかつて遊郭があり、三国から山奥に逃げ帰った少女を想像して見ていただいてもいいのでは」と安川さん。

 同劇団は1995年3月結成で、本公演や他劇団との合同公演など年2~3回の舞台をこなす。安川さんは「県内には劇団が少なく、芝居を見たい人や演じたい人たちの受け皿が十分とは言えない現状がある。学生時代の演劇経験者などが、福井で仕事をしながら芝居を続けられる環境づくりに少しでも貢献できれば」と話す。

 開演時間は、16日=19時~、17日=14時~。料金は、前売り=一般1,500円、高校生以下1,000円(当日は各200円増し)。