福井県小浜市を舞台に、同市の魅力を県内外に伝える「ローカルラーニングツアー・イン・オバマ」が行われている。
若狭塗り箸の職人を取材する、フォトライティングツアーの参加者
フォトグラファー、編集者、映像作家などを講師に招き、地元の食文化に関わる現場や歴史的町並みなどを記録・編集・発信するワークショップ形式のツアー。オフィスや公共施設のリノベーションなどを手掛けるオープン・エー(東京都中央区)が企画し、地元の旅行会社やまちづくり会社などと共同で行う。
コースは、写真撮影を軸にした「ローカルフォトツアー」(定員20人、参加費6,000円、昼食・資料代込み)、取材や編集の手法を学べる「フォトライティングツアー」(同10人、同6,000円、同)、1泊2日で動画編集までを行う「ムービーシューティングツアー」(同6人、同2万円、昼食・資料代・宿泊代込み)の3種類。同市在住者を対象に特別価格も設ける。JR小浜駅までの移動費は料金に含まれない。
10月のローカルフォトツアーに参加した、福井市在住の佐藤実紀代さんは「同じ県内にありながら小浜にはほとんど訪れたことが無かったが、町の人と触れ合ったりカメラを向けたりすることで小浜の新しい一面を発見できた。京都弁のニュアンスに近い話し言葉や、大陸とのつながりが深い歴史など、嶺北エリアとは異なる文化にも驚いた」と振り返る。
参加者が撮影・執筆したコンテンツは「若狭・小浜 体験型ツアー申込サイト『であうWA』」などで公開を予定する。企画担当者は「1人では会いに行くのが難しいローカルヒーローや、普段入ることのできない製造現場などを訪ねて直接話を聞くことができる機会。地元の宝を発見する過程を、旅の捉え方を変える学びにつなげてもらえれば」と話す。
開催日は、ローカルフォトツアー=11月25日、フォトライティングツアー=12月17日、ムービーシューティングツアー=12月2日~3日、2018年1月20日~21日。当日の持ち物などの詳細はホームページで確認できる。