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福井に1月開業の多目的駅待合所、愛称は「田原町ミューズ」に

同待合所の夜景。右が田原町駅

同待合所の夜景。右が田原町駅

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 福井市が11月10日、田原町駅(福井市田原1)東側で整備を進める多目的待合所の愛称を明らかにした。

公開されたロゴマーク。「ブルー系の配色で清潔感と公共性を表した」とも

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 愛称は「田原町ミューズ」。福井出身で、同駅近くにある藤島高(文京2)卒業生である世界的指揮者・小松長生さんが命名した。ミュージック(=音楽)、ミュージアム(=美術館・博物館)の語源である、ギリシャ神話の学芸の女神の名「ミューズ」に由来するという。

 えちぜん鉄道と福井鉄道が結節する同駅周辺は、各種学校、美術館、図書館、ホールなどが集積する文教地区。市は、鉄道事業者や同駅周辺の住民らと共に「田原町駅活性化協議会」をつくり、音楽やアートによるまちづくりを目指す「おとえきプロジェクト」を進めている。協議会で検討した愛称案を基に小松さんに命名を依頼した。

 愛称と合わせ、小松さんが選定したロゴマークも発表した。制作を担当したデザイン事務所「GOOD MORNING」(日光2)の三田村敦さんは「曲線の線路と建物という田原町駅ならではの位置関係をモチーフに、田原町の『T』とミューズの『M』を組み合わせた」と解説する。

 施設面積は屋内外合わせて約105平方メートル。市は同待合所について、ライブや展示などの多目的スペースと鉄道利用者向け待合空間という2つの用途を想定する。多目的スペースの供用は来年1月から、待合空間としての一般開放は3月末からを予定する。

 正式供用に先立ち12月23日17時から、地域住民らによるプレイベント「アイドルソングもりもりイベント Winter Jam@Tawaramachi」を行う。入場無料。

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