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福井のアイドル「さくらいと」が新MV 紫式部描く、「レキシ」楽曲カバーで

紫式部公園で撮影した、MVのワンシーン

紫式部公園で撮影した、MVのワンシーン

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 福井の伝統工芸応援アイドルグループ「さくらいと」が1月8日、カバー曲「SHIKIBU」のミュージックビデオ(MV)を公開した。

越前市役所庁舎前で撮影した、MVのワンシーン。「『すてきにふざける』という撮影で、バタバタ感がとても楽しかった」と彩葉さん(右)

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 2015(平成27)年、鯖江市出身の「レキシ」こと池田貴史さんがロックバンド「チャットモンチー」をゲストに発表した、紫式部をモチーフにした同曲。紫式部の生涯を描くNHK大河ドラマ「光る君へ」の放映開始を前にカバーバージョンをレコーディングし、紫式部がかつて父・藤原為時と共に過ごしたと伝えられる越前市内でMVを撮影した。

 グループにとって14曲目のレパートリーとなる同曲は、メンバーの陽向芽衣さんによると「今までの曲とは一味違った面白さのある曲」で、地元ゆかりの曲をカバーできることにうれしさを感じたという。朝日奈花子さんも「初めて耳にして以来、頭を離れない何度も聴きたくなるような歌。カバーできたことを誇りに思う」と話す。

 楽曲アレンジは福井市在住の音楽プロデューサー・久保顕理さんが担当し、ポップな音色をちりばめて仕上げた。彩葉わかなさんによると、サビの歌詞の「乱れそめにし」を「乱れそめにすぃ」と歌うのが原曲のポイントで、レコーディングでも地元出身のアーティストに敬意を表して「すぃ」のニュアンスを意識したという。

 撮影は1月7日、紫式部公園、京町回廊、越前市役所などで約3時間かけて行った。晴れ、雨、雪と天候が急変する中、メンバーは寒さをものともせずパフォーマンスを展開。振り付けを考えた神楽ひよりさんは「『おふざけ要素』を多めに、見ていて笑えるようなダンスを考えた。イントロ部分をキャッチーな動きにしたので、ライブではお客さんと一緒に楽しめれば」と笑顔を見せる。

 4月28日、「福井出身者のみで構成されたグループとしては初」(プロデューサーの川縁圭志さん)という、サンドーム福井でのワンマンライブを行う。設立メンバーの護國まいさんは「デビュー時から思い続けて約4年半、ついに2024年がやってきた。わくわくすると同時に焦りの気持ちもあるが、本番までの一日一日を大切にしながらサンドーム福井に立てるアイドルになる」と力を込める。

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