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金津創作の森で体験型アート展覧会-美術家グループが「自然」テーマに

展示予定作品「石ころのカチナ」(© plaplax)

展示予定作品「石ころのカチナ」(© plaplax)

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 福井県あわら市内にある「金津創作の森」(あわら市宮谷、TEL 0776-73-7800)で7月19日より、インタラクティブ(=双方向性)アートを手掛ける「プラプラックス」の展覧会「imaginature(イマジネイチャー)」が開かれる。

香りの変化で花の形や色がリアルタイムに変わる「hanahanahana」(© plaplax)

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 プラプラックスは近森基さん・久納鏡子さん・筧康明さん・小原藍さんを中心とするユニット。東京を拠点に、アート作品制作やイベントの空間演出、企業・大学との技術開発など幅広い活動を行う。オーストリア「アルス・エレクトロニカ」や米「シーグラフ」など、国際的なイベントでの発表も数多い。

 同展では「ハナ」「キ」「ムシ」など6つのテーマに沿って、自然素材や電子回路、映像装置を組み合わせたインタラクティブアート作品を展示。木や水など自然のイメージを取り入れた空間演出を行う。

 展示予定作品の一つが「香りの視覚化」を表現する「hanahanahana」。来場者は、匂いセンサーのカプセルに香水を吹き掛けた紙を近づけ、香りの種類と強さに応じた「映像の花」を咲かせて作品を楽しむ。香りが視覚的に移動する様子を通して、無意識に行っている「香りによる空間認識」を意識化させる狙いがあるという。

 企画を担当した金津創作の森財団主事の石川達紘さんは「インタラクティブアートは来場者が参加することで成り立つ体験型アート。子どもから大人まで楽しめる展覧会なので、夏休みのひとときを当館で楽しんでもらえれば」と来館を呼び掛ける。

 8月3日には関連イベントとして「森のワークショップ」を開催。こけ玉作りやジャムスプーン作り、森の素材とガラスを使った作品制作など、ファミリー向けの講座を予定する。

 開館時間は10時~17時。月曜休館(祝日の場合開館、翌日休館)。観覧料は、一般=500円、高校生以下=無料。9月28日まで。

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