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福井で「おてらおやつクラブ」説明会 子どもの貧困問題解決呼び掛け

説明会を企画した朝倉さん(左)、大門さん(右)

説明会を企画した朝倉さん(左)、大門さん(右)

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 福井市の浄善寺(福井市鹿俣町)で7月3日、「おてらおやつクラブ説明会@福井」が行われる。

会場ではリーフレットも配布する

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 おてらおやつクラブは、全国の寺院、子ども食堂などの支援団体、地域住民などが協力し、子どもを取り巻く貧困問題の解決を目指す活動。2014年、安養寺(奈良県田原本町)住職の松島靖朗さんの呼び掛けで発足し、昨年8月にNPO法人を設立した。

 活動では、各地の寺院に寄せられる供物を「仏さまからのおさがり」として、支援団体を介して経済的に困難な状況にある家庭に届ける。同NPOはウェブサイトを通じて双方のマッチングを行い、菓子や果物などの「おすそ分け」をサポートする。

 福井での説明会は2016年に続き2回目。浄善寺の朝倉恒憲さんは「1回目の説明会を機に『おやつクラブ』に登録した。現在、福井では14寺院・6団体が登録しているが、継続的な支援体制づくりという観点から2年ぶりに説明会を企画した」と話す。

 当日は、同NPO事務局の桂浄薫さんによる概要説明、質疑応答、参加者同士の交流タイムなどを予定する。善導寺(大野市)副住職の大門哲爾さんは「浄善寺さんとは宗派が違うが、子どもの貧困問題は地域全体で当たるべきと考え一緒に活動している。当日、食品や菓子などおすそ分けできるものがあれば持参してもらえれば」と呼び掛ける。

 14時開始。参加無料。

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