福井出身「せりかな」さんが新譜 自身がモデルのドラマテーマ曲など6曲収録

同シングルのジャケット

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 福井出身のシンガー・ソングライター「せりかな」さんのニューシングル「地球と窮地」が10月17日、「nom-records」(東京都中央区)から発売された。

「タイトルが思い浮かばずもがいていたら、ある日突然『地球と窮地』という言葉が空から降ってきた」とせりかなさん

 せりかなさんは1987(昭和62)年、福井県越前市生まれ。武生高(越前市八幡1)卒業後、筑波大を経てリクルート(東京都千代田区)に入社し、同社退職後の2013年に音楽活動を始めた経歴を持つ。音楽フェス「サマーソニック」や「音霊(おとだま)」、イベント、学園祭などライブ出演歴も多い。

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 同シングルは今年2月リリースのアルバム「SERIKANA BEST『LOVE&EARTH』」から約8カ月ぶりとなる新作で、「Red List」「fortune teller」「年下」の3曲のほか、各楽曲のインストゥルメンタルバージョンも収録する。せりかなさんは、収録曲と異なるタイトルを掲げた理由を「3曲とも思い入れがありメインとなる曲が決められなかった」と明かす。

 サウンド面ではAKB48グループや欅坂46の楽曲などを手掛けた渡邉沙志さんが初参加し、せりかなさんをモデルにした「KeyPage ドラマ」のテーマ曲「Red List」を編曲した。軽快なスネアドラムやスプラッシュシンバルの音色が印象的な曲で、せりかなさんは「アレンジ済みの音源を初めて耳にした時、私の表現の世界をさらに広げてもらえたと感じた」と振り返る。

 「年下」はかねてライブで披露していた作品で、ファンから音源化希望の声が絶えなかったという。「自身の体験を基に脚色を施しながら、25歳くらいの女性の目線で詞を書いた。年下男性のハートの純粋さや裏表の無い笑顔を見て『自分はずるいことを考える年齢になったな』と感じたのがきっかけ」。歌詞に現れる「下心」という言葉を引き合いに「過去の曲と比べて内省的なアプローチになった」とも。

 「fortune teller」は、昨年に続いて音楽を担当した福井テレビ「新しい風」CMソング。「昨年の『brave new world』よりテンポを落として変化を付けた。視聴者へのインパクトという点ではアップテンポの方が有利だが、あえて緩やかな曲調にしたことで風の優しさを感じられるような女性的な楽曲になった」という。

 今年前半を充電期間と位置付け、今後の表現の在り方などに思いを巡らせた。「これまでで一番苦しいと思える時期に取り組んだ作品で、日頃感じる世の中の雰囲気や自身の葛藤などがシングルのタイトルに表れたのかもしれない。私と同じように見えない壁にぶつかって悩んでいる人たちに寄り添える1枚となれば」と話す。

 一部のCDショップ店頭では発売日の前日に並び、10月16日付け「タワーレコード」全店総合シングルチャート3位、同渋谷店デーリー総合チャート1位を記録した。現在、都市部を中心にリリースイベントを行っており、福井でも今月21日18時30分から、福井駅西「ハピテラス」でミニライブを行う。12月3日には、カフェ「森のめぐみ」(坂井市坂井町)でバンド編成によるライブも予定する。

 価格は1,200円。全国のCDショップなどで取り扱う。

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