あわら市を拠点に活動するジャズバンド「田端慶大 ジャズ・セプテット」が7月15日、イベントスペース「エーキューブ」(春宮1)でライブイベントを開く。
金津高吹奏楽部の有志でつくるジャズバンドの初ワンマンライブ。北陸新幹線芦原温泉駅近くにある同スペースで、「ライン・フォー・リヨン」「チュニジアの夜」「枯葉」などのジャズナンバーを披露する。
メンバーは、リーダーでトランペット担当の田端慶大さん、森谷真陽流さん(アルトサックス)、西前碧人さん(バスクラリネット)、山田怜弥さん(トロンボーン)、吉田剛さん(ピアノ)、柳原聡希さん(ベース)、上田幹太郎さん(ドラムス)の7人。
バンドは昨年、同校の学校祭への出演を機に結成。同市を拠点に活動する社会人ジャズバンド「金津JAZZ倶楽部(クラブ)」にも所属する田端さんが、「中学生の頃から親しんできたジャズの魅力を同世代の友人たちと共有できれば」と部員に呼びかけたのがきっかけという。
学校祭でのパフォーマンスが市内の音楽関係者らの目にも留まり、今回のワンマンライブ開催へとつながった。地元音楽家の活動を支援するグループ「あわらSandbox」メンバーで、学校祭のPAオペレーションを担当した青柳淳一さんは、「前のめりで聴きたくなるような演奏で、その場限りの出演で終わらせるのがもったいないと感じた」と振り返る。
その後、メンバーは青柳さんらの協力で市内外のイベントなどに出演し経験を積んだ。「ノリの捉え方や奏法など、ジャズと吹奏楽では演奏のアプローチが異なるが、双方を行き来することで自分たちの引き出しが増えていくのがうれしい」と田端さん。市内の公民館で行う週1回の練習も田端さんのリードの下、和やかに進む。
今回のライブを足掛かりに、活動の舞台をさらに広げる意欲をのぞかせるメンバーたち。田端さんは「しっかりしたリズム感をものにして、『リズムに強いバンド』と言われるようになりたい。目標は、毎年数百組がエントリーするという『金沢ジャズストリート』への出演」と目を輝かせる。
18時30分開演。料金は500円。