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自主映画イベント「福井映画祭」、今年はライブ配信で パンフレットなど観賞特典も

上映作品(長編部門)より、「ふたり」(根岸里紗監督)

上映作品(長編部門)より、「ふたり」(根岸里紗監督)

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 「第14回 福井映画祭」が11月7日・8日、オンラインで行われる。

上映作品(アニメーション部門)より、「乙姫二万年」(にいやなおゆき監督)

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 公募形式で行われる自主製作映画の上映イベントで、福井県内に住む映画愛好者らでつくる実行委員会が企画。2006(平成18)年に始まり、近年は福井市にある映画館「メトロ劇場」(福井市順化1)を会場に行っていたが、新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から初めてオンラインで実施することになった。

 今回は、長編、短編、アニメーションのコンペティション計3部門に計248作品が寄せられた。上映は同映画祭特設サイトで行い、7日=短編2本・長編2本、8日=アニメーション4本・短編2本・長編2本でプラグラムを展開する。上映後、観客の投票による「観客賞」と、審査員による「審査員特別賞」を発表する。

 初のオンライン開催に当たり、実行委員長の酒井潤さんは「映画館での入場規制は緩和の方向にあるが、観客同士の交流など映画祭のイベント特性を考慮し大事を取った」と説明。緊急事態宣言下の募集開始で248本の作品が集まったことに、「映画作家たちの強い思いと、福井映画祭に掛けてくれている期待の大きさを表したものだと改めて強く感じた」と感謝する。

 ライブ配信のみで、アーカイブ(見逃し)配信は行わない。「作家たちの権利を守るとともに、同じ作品を見る時間を同時共有できる映画祭にしたいという思いからライブ配信とした。オンライン開催は、過去に映画祭に来たことが無い方や、遠方の方などに観賞いただけるチャンスでもあり、多くの人たちに自宅で映画祭を楽しんでもらえれば」と呼び掛ける。

 チケット(2日間有効)は現在、同映画祭特設サイトで販売中。購入者にパンフレットやオリジナルグッズ進呈などの特典も設ける。

 開演は、7日=13時、8日=10時30分。料金は1,000円。

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