京福バスが12月25日、恐竜バス「海竜号」の運行を始める。
「海竜号」車内。座席のヘッドレストカバーにも恐竜のイラストがプリントされている
福井駅東口と福井県立恐竜博物館を結ぶ直行便で、3月下旬に本格運行を始めた「恐竜号」に続く第2弾。車体をプレシオサウルス、クロノサウルス、ステノプリテギウスなどをトリックアート仕様でラッピングし、同駅と同館の間を国道416号を経由し1時間で結ぶ。
車内の空間を恐竜探検隊に見立て、探検隊キャプテンに扮(ふん)した添乗員が乗客を出迎える。探検隊クルーとなる乗客には恐竜クイズの専用アプリなどをインストールしたiPadを貸し出し、キャプテンとのやりとりを楽しみながら恐竜や同館への関心を高めてもらう仕掛けを施す。専用アプリは「恐竜号」車内でも運用する。
「『恐竜号』利用者の9割は福井県外からの利用者」(同社経営推進室の吉田明史さん)という実績を踏まえ、iPadには県内の「SNS映えスポット」などを紹介するアプリも盛り込んだ。来年3月下旬には、バス車内で恐竜が動く様子が楽しめる恐竜ARアプリも導入予定という。
定員は27人。運行日は原則土曜・日曜・祝日で、恐竜号と海竜号がそれぞれ3往復する。予約は乗車前日までホームページで受け付け、コンビニ発券やネット発券に対応。当日も空席があれば、同駅発、同館発のチケットをそれぞれ、えちぜん鉄道福井駅構内の京福バスチケットセンター、同館前の勝山市ジオターミナルで販売する。
恐竜号、海竜号とも、平日は小中学校の遠足など貸し切り用途としての利用も受け付ける。
片道料金は、中学生以上=1,500円、小学生=750円。