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福井でトークイベント「不登校の子供の居場所を作ろう」 社会人にも参加呼び掛け

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 トークイベント「福井に不登校の子供の居場所を作ろう」が6月2日、鯖江市民活動交流センター(鯖江市長泉寺町1)で行われる。

代表の小野寺さん。「家庭の経済状況に左右されることなく利用できるようなフリースクールづくり」を掲げ活動する

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 福井市にあるフリースクール「福井スコーレ」(福井市グリーンハイツ8)の開設1年に合わせ同スクールが企画した。子どもの育成に関心のある人や、家や職場以外の「第3の居場所」を模索する社会人などに向け、福井における不登校支援の在り方についてゲストトークを交えながら探っていく。

 代表の小野寺玲さんが「不登校の子供の居場所作り」と題し、同スクールの活動実績などについて発表を行う。ゲストに、FBCラジオ「放課後☆LIVE」パーソナリティー、福井県公式恐竜ブランド「ジュラチック」MCなどを務める大川晴菜さんを迎え、自身の不登校の経験や現在の活動のきっかけなどについて話を聞く。イベント後半には参加者同士の交流タイムも設ける。

 「スコーレ」とは、余暇、遊び、学びなどの意味を持つギリシア語。小野寺さんは「私自身、県外のフリースクールで不登校を乗り越え元気を取り戻した経験がある。福井スコーレ開設以来約40人の子どもたちと出会い、家から出て他者と交流し何かに取り組むことで、元気になる姿を数多く見てきた」と振り返る。

 一方で、「文部科学省の調査によると福井県内には現在、不登校の小中高生が1000人以上いる」と説明し、「福井には不登校の児童・生徒のための居場所がほとんどないのが現状。多くの子どもたちを元気にしていくためにあらゆる立場の方の協力を得られればと、開設1年に合わせてイベントを企画した」と話す。

 「安心できる居場所」「子どもに合った学び」「豊かな遊び」などを掲げ展開する同スクール。小野寺さんは全国学力テスト上位の福井の現状を引き合いに、「誇らしい成果の背後で、学校になじめず悩む子どもたちは多い。イベントが学校不信につながるようなことになるのは本意でなく、居心地の良い学び場づくりの在り方を学校関係者とも一緒に考えていけたら」と力を込める。

 14時開演。参加無料。定員は70人。

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