福井市にある日華化学(福井市文京4)内「NICCAイノベーションセンター」で2月9日、「XSTUDIO プレゼンテーション/福井」が行われる。
XSTUDIOは、福井市が主宰する「未来につなぐ ふくい魅える化プロジェクト:make.f」の一環として昨秋開講した事業創造プログラム。「次代のデザイナーのための小さな教室/スタジオ」を掲げ、デザインの本質を捉えて社会の課題解決を目指す人や組織の壁を越えた働き方を模索する人を公募し、県内外の30人が受講している。
開講に当たり福井の地場産業「繊維」をプロジェクト探索領域に掲げ、繊維専門商社「明林繊維」(乾徳3)、熱転写ラベル製造「ジャパンポリマーク」(清水杉谷町)、レース生地製造「荒川レース工業」(照手3)の3社がパートナー企業となった。
当日は、同プログラムの概要説明、パートナー企業や福井を拠点に活動するローカルリーダーらで構成する3つの「スタジオ」のプレゼンテーションなどを展開。ゲストに、家電ブランド「アマダナ」などを手掛けたデザイナー・田子學さん、ビデオゲーム「パラッパラッパー」のシナリオなどを手掛けた編集者・伊藤ガビンさんを迎え、レビュー/ラウンドテーブル・セッションなども行う。
同プログラムの開講は前身であるデザインスクール「XSCHOOL」も含めて3期目。昨年には2016~2017年度の活動が評価されグッドデザイン賞を受賞した。審査委員は「福井の資源・技術・文化に学び、行政や地元産業と連携して地域に発信しながら事業化に取り組む点で、地域が人材育成のゆりかごとなりえている」とコメントを寄せる。
開催時間は12時30分~18時30分。入場無料。