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福井で時代劇「斬、」公開へ 塚本晋也監督招き「シネマ哲学カフェ」も

「斬、」の一場面。鑑賞区分「PG12」で上映される © SHINYA TSUKAMOTO/KAIJYU THEATER

「斬、」の一場面。鑑賞区分「PG12」で上映される © SHINYA TSUKAMOTO/KAIJYU THEATER

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 福井市の映画館「メトロ劇場」で12月8日、映画「斬、」が公開される。

NHK連続テレビ小説「半分、青い。」など、俳優としても活動する塚本監督。「斬、」にも出演する © SHINYA TSUKAMOTO/KAIJYU THEATER

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 「斬、」は、「鉄男」「六月の蛇」「野火」などを手掛けた塚本晋也監督の最新作。時代の波に翻弄(ほんろう)されながら人を切ることに疑問を持つ侍と、彼に関わる人々を通して生と暴力の問題に迫るというストーリー。塚本監督にとって初の時代劇で、第75回ベネチア国際映画祭などで選出作品となっている。出演は池松壮亮さん、蒼井優さんら。

 関連イベントとして、9日11時からの上映後、塚本監督を招いた舞台あいさつとサイン会を行う。同館館主の根岸輝尚さんは「塚本監督のお父さんが福井出身と聞いている。お盆の時など福井に何度も来ていたとのことで、今回、舞台あいさつを開催できることにも不思議な縁を感じる」と話す。

 サイン会後、近くの喫茶店を会場に「ふくいシネマ哲学カフェ」も予定する。鑑賞を通じて感じたことなどを意見交換するイベントで、市民有志が企画。参加者同士の話し合いから「問い」を立て、その問いについて対話する。イベントには塚本監督も参加する。要1ドリンク代。

 鑑賞料は、一般=1,600円、大学生=1,300円、小学生~高校生=1,000円。

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