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福井・あわらでクリヨウジさん展覧会 「11PM」短編アニメなど100点、90年の軌跡振り返る

「クレージーマンガ」のコーナーで作品解説するクリさん

「クレージーマンガ」のコーナーで作品解説するクリさん

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 福井県あわら市にある「金津創作の森」(あわら市宮谷)で11月3日、企画展「クリヨウジの大冒険」が始まる。

会場内は全て撮影可能。ハッシュタグ「#クリヨウジ」を付けたSNS投稿を呼び掛ける

 鯖江市出身のアニメーション作家・クリヨウジさん(東京都在住)の生誕90年と、同館開館20年を記念して企画した同展。サブタイトルに「ジャパンアニメの先駆者! 90年の軌跡」を掲げ、漫画家、画家、小説家としても活動するクリさんの人物像に迫る。

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 施設内「アートコア ミュージアム-1」、ギャラリー、屋外などで作品計約100点を展示する。仏アヌシー国際アニメ映画祭入賞作「人間動物園」、ヨーコ・オノ・プラスティック・オノ・バンド「The Sun is Down!」リミックス版のミュージックビデオなど映像作品のほか、本名をもじった女性画「ジュリアンヌ」シリーズなど平面作品も多く並べる。

 88歳の時に制作したという日本漫画家協会賞受賞作「クレージーマンガ」のコーナーでは、直筆原稿105枚をメインにしたインスタレーションを展開。担当職員の中嶋一裕さんは「企画に当たり、クリさんから平面作品を多く展示してほしいというリクエストがあり、専門家の協力を得て空間構成を行った。『クレージーマンガ』の原画展示もクリさんの強い要望だった」と話す。

 同2日には内覧会が行われ、会場を訪れたクリさんが「『クレージーマンガ』の制作では、1年で500ページの原稿を描くという初めての経験をした。生みの苦しみは忘れてしまうもので、忘れるからこそまた描こうという気持ちになれる」と振り返り、「気が付いたら作品だけが残っている状態で、ときどき『もう一人の俺が描いたんじゃないか』と思うことも」と笑いを誘った。

 関連イベントとして、日本テレビ系「11PM」で発表した約800本から厳選した「クリヨウジ・シネマ館『11PM・ミニミニアニメーション』」上映(会期中10時~17時)、クリさんと土田ヒロミ館長による対談「11PMとクリヨウジ」(11月3日14時~)、「アニメーション短編作品上映+クリヨウジトーク」(同4日14時~)などを行う。いずれも定員100人。

 開館時間は10時~17時(入館は16時30分まで)。入場料は、一般=800円、高校生以下無料。月曜休館。12月16日まで。